メイクブラシを洗う洗剤の選び方。100均のおすすめアイテムや代用品となる洗剤を解説

毎日使うメイクブラシ、汚れが気になっていませんか？

化粧ブラシは何で洗えばいいのか、何洗剤を使うべきか悩む方は多いでしょう。食器洗剤で洗ってもいいのか、洗剤の代用は可能なのかといった疑問から、中性洗剤 ウタマロの人気、メイクブラシクリーナー 100均やメイクブラシクリーナー 無印の実際のところまで、知りたいことはたくさんありますよね。

この記事では、中性洗剤 おすすめの選び方から、100均アイテムを活用した簡単な洗い方まで、メイクブラシを洗う洗剤に関するあらゆる疑問を解決します。

メイクブラシを洗う洗剤。基本の選び方と代用品

化粧ブラシは何で洗えばいい？

結論から言うと、化粧ブラシの洗浄には「専用のクリーナー」が最もおすすめです。しかし、必ずしも専用品でなければならないわけではなく、「中性洗剤」など身近なアイテムでも十分に代用が可能です。

そもそも、なぜブラシを洗う必要があるのでしょうか。メイクブラシには、化粧品の残りに加えて、顔の皮脂や汗、古い角質が付着します。これを放置すると、雑菌が繁殖する絶好の環境となり、ニキビや肌荒れといった肌トラブルを引き起こす原因になりかねません。（参照：日本化粧品工業連合会）

また、汚れたブラシを使い続けると、化粧品の粉含みが悪くなり、発色が損なわれたり、メイクにムラができたりと、仕上がりの質も低下してしまいます。大切な肌とメイクのクオリティを守るためにも、定期的な洗浄が不可欠なのです。

汚れたブラシを使い続けるリスク

汚れたメイクブラシは、肌トラブルの原因となる雑菌の温床です。特にリキッドファンデーション用のブラシは水分と油分を多く含むため、こまめなお手入れを心がけましょう。

何洗剤を使う？基本の選択肢

メイクブラシを洗う際の主な選択肢は、「メイクブラシ専用クリーナー」と家庭にある「中性洗剤」の2つです。それぞれにメリットとデメリットがあるため、特徴を理解して自分に合ったものを選びましょう。

種類	メリット	デメリット	こんな人におすすめ
専用クリーナー	ブラシの毛を傷めにくい成分で作られている 洗浄力が高く、速乾性に優れたものも多い	中性洗剤に比べて価格が高め ドラッグストアなどで手に入らない場合がある	・高級な天然毛のブラシを使っている人 ・ブラシを少しでも長持ちさせたい人
中性洗剤	価格が安く、どこでも手軽に購入できる 食器用やおしゃれ着用など種類が豊富	洗浄力が強すぎて毛を傷める可能性がある すすぎ残しがあると肌への刺激になることも	・コストを抑えたい人 ・手軽に済ませたい人 ・人工毛のブラシを主に使っている人

このように、高価なブラシや繊細な天然毛のブラシを大切に使いたい場合は専用クリーナーが安心です。一方で、手軽さやコストを重視するなら、中性洗剤が便利な選択肢となります。

食器洗剤で洗ってもいい？

「メイクブラシは食器用洗剤で洗える」という話を聞いたことがあるかもしれません。これは、半分正解で半分は注意が必要です。

食器用洗剤で代用する場合、必ず「中性」のものを選んでください。ファンデーションなどの油性の汚れを落とす力に長けているため、洗浄力は非常に高いです。しかし、その洗浄力の高さが、ブラシの毛に必要な油分まで奪ってしまい、毛をパサパサにしたり、ゴワゴワさせたりする原因になることがあります。

食器用洗剤を使うメリットとデメリット

メリット:
油分を含むリキッドファンデーションやコンシーラーの汚れを強力に落とせます。

デメリット:
洗浄力が強すぎて、特にヤギやリスの毛などの天然毛ブラシを傷めるリスクがあります。頻繁な使用はおすすめできません。

特に、アルカリ性や酸性の食器用洗剤は、ブラシの毛に深刻なダメージを与える可能性があるため、絶対に使用しないでください。人工毛のブラシであれば比較的ダメージは受けにくいですが、天然毛のブラシには、よりマイルドな洗浄剤を選ぶのが賢明です。

洗剤の代用は？身近なアイテム

専用クリーナーや中性洗剤が手元にない場合でも、家にある他のアイテムで代用することが可能です。ただし、それぞれに特徴と注意点があります。

シャンプー・リンス

髪の毛を洗うためのシャンプーは、動物の毛でできた天然毛ブラシと相性が良いとされています。洗浄力はマイルドで、ブラシへのダメージを抑えながら洗うことが可能です。洗浄後にリンスやトリートメントを少量使うと、仕上がりがふんわりと柔らかくなります。
ただし、シリコン入りの製品は毛の表面をコーティングしてしまい、粉含みが悪くなる可能性があるため、ノンシリコンタイプを選ぶと良いでしょう。また、泡立ちが良い分、すすぎ残しには十分注意が必要です。

固形石鹸

洗顔用や化粧用の固形石鹸も代用品として使えます。手のひらでよく泡立て、その泡で優しくブラシを包み込むように洗います。洗浄力は比較的穏やかですが、アルカリ性に傾いている製品も多いため、使いすぎると毛がゴワつく原因になることもあります。

無水エタノール

薬局などで手に入る無水エタノールは、洗浄と消毒が同時にでき、揮発性が高くすぐに乾くのが大きなメリットです。ただし、アルコールは油分を強力に分解するため、天然毛のブラシに使用すると毛が非常に傷みやすくなります。使用は丈夫な人工毛のブラシに限定しましょう。

無水エタノールの取り扱い注意

無水エタノールはアルコール濃度が非常に高く、引火しやすい性質を持っています。火の気のない場所で使用し、換気を十分に行ってください。また、肌への刺激も強いため、直接触れないよう注意しましょう。（参照：厚生労働省）

メイクブラシを洗う洗剤は？人気商品と洗い方のコツ

中性洗剤のおすすめの選び方

中性洗剤を使ってメイクブラシを洗う場合、どの製品を選ぶかが重要になります。選び方の最大のポイントは、「ブラシの毛質に合わせて選ぶ」ことです。

天然毛のブラシ（ヤギ、リス、馬毛など）

天然毛は人間の髪の毛と同様にキューティクルがあり、非常にデリケートです。洗浄力の強い洗剤は、このキューティクルを傷つけ、毛のパサつきや切れ毛の原因となります。
そのため、ウールやシルクなどのデリケートな衣類を洗う「おしゃれ着用中性洗剤（エマールなど）」がおすすめです。これらの洗剤は、繊維を保護しながら優しく洗い上げる成分で作られているため、天然毛へのダメージを最小限に抑えることができます。

人工毛のブラシ（ナイロン、ポリエステルなど）

人工毛は化学繊維でできているため、天然毛に比べて耐久性が高いのが特徴です。そのため、前述の通り「食器用中性洗剤」でも対応できます。ただし、より長く良い状態を保ちたいのであれば、やはり「おしゃれ着用中性洗剤」を使うのが最も安心できる選択と言えるでしょう。

肌への優しさも考慮しよう

ブラシは直接肌に触れるものです。敏感肌の方や、洗剤の残留が気になる方は、「無香料・無着色」の製品や、肌への刺激が少ないとされる植物由来の洗浄成分を使用した製品を選ぶと、より安心して使用できます。

中性洗剤のウタマロ活用法

近年、SNSや口コミでメイクブラシやパフの洗浄に使えると話題になっているのが、緑のボトルでおなじみの「ウタマロリキッド」です。

ウタマロリキッドが支持される理由は、その「洗浄力」と「優しさ」の両立にあります。主成分がアミノ酸系洗浄成分でできており、中性・無けい光であるため、通常の洗濯洗剤や石鹸に比べて手肌に優しく、色柄物にも安心して使えます。この特徴が、デリケートなメイクブラシの洗浄にも適しているのです。

使い方は非常に簡単。乾いた状態のブラシの汚れた部分に直接ウタマロリキッドを少量なじませ、指の腹で優しく揉み洗いします。汚れが浮き上がってきたら、ぬるま湯で洗剤が残らないようにしっかりとすすぐだけです。この手軽さも人気の秘密と言えるでしょう。

100均のメイクブラシクリーナー

「専用クリーナーは高いし、まずは手軽に試したい」という方には、100円ショップのメイクブラシクリーナーが最適です。近年、ダイソーやセリアなどでは、驚くほど優秀な洗浄アイテムが手に入ります。

液体タイプ（ダイソーなど）

ダイソーで販売されている「メイクブラシ専用洗剤」は、110円（税込）という価格ながら、しっかりとした洗浄力で人気の高い商品です。パフやスポンジの洗浄にも使えるため、1本持っていると非常に重宝します。

ドライタイプ（セリアなど）

セリアなどで見かける「ドライメイクブラシクリーナー」は、水を使わずにブラシの粉を落とせる画期的なアイテムです。缶の中に特殊なスポンジが入っており、そこでブラシをくるくるとこするだけで、アイシャドウなどの色をリセットできます。
これは、メイク中に同じブラシで違う色を使いたいときに非常に便利です。

ドライクリーナーは補助的な役割

ドライクリーナーは表面の粉を落とすためのもので、皮脂や油分といった蓄積した汚れを落とすことはできません。あくまで日常の補助的なケアとして位置づけ、定期的な液体での洗浄は必ず行いましょう。

100均アイテムで簡単な洗い方

100円ショップの魅力は、クリーナー液だけでなく、洗浄をサポートする便利なグッズが揃っている点にもあります。これらを組み合わせることで、面倒なブラシ洗いが格段に楽になります。

特におすすめなのが、ダイソーなどで販売されている「メイクブラシクリーナー（洗浄用の容器）」です。これはシリコン製やプラスチック製の小さな洗濯板のようなもので、底に凹凸がついています。

使い方は以下の通りです。

1. 容器に少量の水と洗剤（専用クリーナーや中性洗剤）を入れます。
2. ブラシの毛先を浸し、容器の底の凹凸に優しくこすりつけるようにくるくると動かします。
3. 汚れが浮き出てきたら、きれいなぬるま湯でしっかりすすぎます。

指で揉み洗いするよりも効率的に毛の奥の汚れをかき出すことができ、洗浄時間を大幅に短縮できます。さらに、このタイプの容器は、フタ部分が洗い終わったブラシを立てて乾かすための乾燥スタンドになっているものが多く、洗い方から乾燥までをスマートにこなせる優れものです。

メイクブラシクリーナーは無印にある？

シンプルなデザインと品質の高さで人気の無印良品ですが、「メイクブラシを洗うための専用クリーナーはあるの？」と探している方もいるかもしれません。

結論として、2025年10月現在、無印良品では「メイクブラシ専用クリーナー」という商品は販売されていません。

しかし、一部の愛用者の間では、無印良品の他の製品を代用するアイデアが口コミなどで共有されていることがあります。例えば、「マイルドオイルクレンジング」を使って洗浄する方法などです。

公式推奨ではない代用方法への注意

これらの方法は、あくまでもユーザー個人のアイデアであり、無印良品が公式に推奨している使い方ではありません。メイク落としは洗浄力が非常に高く、ブラシの接着剤を劣化させたり、毛質を損なったりする可能性があります。特に高価なブラシや天然毛のブラシで試す場合は、自己責任の上で、目立たない部分で試すなど慎重な判断が必要です。

最適なメイクブラシを洗う洗剤を総括

この記事で解説してきた内容をまとめます。あなたに最適なメイクブラシ洗浄剤を見つけるための参考にしてください。