オキシクリーンで食器洗い!オキシ漬けできない素材や食洗機や哺乳瓶に使えるのか解説

オキシクリーンで食器洗い!オキシ漬けできない素材や食洗機や哺乳瓶に使えるのか解説

洗濯や掃除で大活躍ですが、「オキシクリーンって食器にも使えるの?」と疑問に思うこと、ありませんか。

特に、大切な食器に使うとなると、オキシクリーンで洗う方法や、色落ち、素材への影響がやっぱり心配になるかも。ステンレスやアルミ、漆器といった使えない素材があるのか、お湯で溶かすのが良いのか、放置時間はどれくらいか、気になる点は多いですよね。

この記事では、オキシクリーンを食器洗いに使う際の基本的な使い方から、知っておきたい注意点まで、私が調べたことをまとめてみました。食洗機や哺乳瓶に使えるのか、といった疑問にも触れていきますね。

この記事のポイント
  • オキシクリーンでの食器の洗い方(オキシ漬けの手順)
  • 日本版とアメリカ版の違いと選び方
  • オキシ漬けできない食器の素材
  • 食洗機や哺乳瓶に使えるかの疑問
目次

オキシクリーンで食器を洗う基本

オキシクリーンで食器を洗う基本
オキシクリーンで食器を洗う基本(お家の洗剤屋さん:イメージ)

まずは、オキシクリーンで食器を洗うときの基本的な知識からおさらいしてみましょう。オキシクリーンは酸素系漂白剤なので、色素汚れ(茶渋や黄ばみ)油汚れを分解するのが得意なんです。(参照:オキシクリーン公式サイト(グラフィコ)

オキシクリーンの基本的な使い方

オキシクリーンは、粉末をお湯に溶かして使うのが基本ですね。主成分は「過炭酸ナトリウム」で、これがお湯と反応して酸素の泡(活性酸素)を発生させます。この泡が汚れを浮かせて分解してくれる仕組みです。

食器洗いに使う場合も、この基本は同じ。洗剤でゴシゴシこするというよりは、オキシ溶液に「漬けおき」することで効果を発揮します。

ちなみに、オキシクリーンには大きく分けて「日本版」「アメリカ(コストコ)版」がありますが、食器に使うならどちらでも大丈夫かなと思います。ただ、成分に少し違いがあるので、その点は次の「日本版とアメリカ版の違い」で解説しますね。

食器のオキシ漬けの手順とは

食器のオキシ漬けの手順とは
食器のオキシ漬けの手順とは(お家の洗剤屋さん:イメージ)

いわゆる「オキシ漬け」ですね。手順はとっても簡単です。

1. オキシ溶液を作る シンクや大きめの桶(プラスチック製など)に、40℃~60℃のお湯を溜めます。そこにオキシクリーンを適量入れて、しっかり溶かします。 分量は汚れ具合によりますが、一般的な目安としては、お湯4リットルに対して付属スプーン1杯(約28g)くらいかなと思います。パッケージの記載をしっかり確認してくださいね。

2. 食器を漬け込む 溶液ができたら、汚れが気になる食器(茶渋がついたカップ、油で曇ったグラスなど)を沈めます。全体が溶液に浸かるようにするのがポイントです。

3. 放置する 放置時間は汚れによりますが、だいたい20分~1時間くらいが目安でしょうか。私はいつも30分くらいで様子を見ています。あまり長時間放置しすぎると、食器の素材を傷める可能性もあるので注意が必要ですね。

4. しっかりすすぐ 時間が経ったら、食器を取り出して流水でよーくすすぎます。洗剤成分が残らないように、念入りにすすいでください。キュッとした感触になればOKです。

オキシクリーンはお湯で溶かす

オキシクリーンはお湯で溶かす
オキシクリーンはお湯で溶かす(お家の洗剤屋さん:イメージ)

これはオキシクリーンを使う上で一番大事なポイントかもしれません。

オキシクリーンは、冷たい水だと効果が半減してしまいます。理由は、主成分の過炭酸ナトリウムが、40℃~60℃のお湯で最も活発に酸素を発生させるから。

給湯器のお湯をそのまま使うか、ヤカンで沸かしたお湯を少し足して温度調節するのがおすすめです。ただし、熱湯(100℃)はNGです。温度が高すぎると一気に反応が進みすぎてしまい、効果が長続きしないそうです。

オキシ漬けの温度

40℃~60℃が最適!温度が低いと効果が出にくく、高すぎてもダメなんです。

日本版とアメリカ版の違い

オキシクリーンには日本オリジナル処方(日本版)と、コストコなどで売られているアメリカ版があります。大きな違いは2つです。

  • 日本版:界面活性剤不使用。香料なし。
  • アメリカ版:界面活性剤(青い粒)入り。香料あり。

アメリカ版は界面活性剤が入っている分、洗浄力は高いと言われていますね。ただ、食器に使う場合、界面活性剤や香りが気になる方もいるかもしれません。

どちらも用途としては食器にも使える(※使えない素材を除く)とされていますが、「よりシンプルな成分で洗いたい」「香りをつけたくない」という場合は、日本版を選ぶのが安心かなと私は思います。

オキシクリーンで哺乳瓶は洗える?

これは気になるところですよね。特にプラスチック製(ポリプロピレンやTritanなど)の哺乳瓶。

結論から言うと、私はあまりおすすめしないかな…と思っています。 オキシクリーンはアルカリ性で、プラスチックの種類によっては細かな傷をつけたり、素材を劣化させたりする可能性があるからです。ガラス製ならまだしも、デリケートな赤ちゃんが使うものなので、専用の洗剤や消毒液を使うのが一番安心だと思います。(参照:ピジョン公式

哺乳瓶への使用は慎重に

メーカーが推奨していない場合がほとんどです。赤ちゃんの安全を第一に考え、哺乳瓶専用の洗浄剤や消毒方法を選ぶことを強くおすすめします。どうしても使いたい場合は、必ず哺乳瓶のメーカー、オキシクリーンの公式サイトで情報を確認してください。

オキシクリーンで食器を洗う注意点

オキシクリーンは便利ですが、万能ではありません。特に食器に使う場合は、素材や使い方を間違えると大変なことになるかも。ここで注意点をしっかり押さえておきましょう。

使用する際の一般的な注意点

まずはオキシクリーン自体の基本的な注意点です。

  • 換気をする オキシ漬け中は酸素が発生します。締め切った空間ではなく、必ず換気扇を回したり、窓を開けたりして換気しながら使いましょう。
  • 溶液の作り置きはしない オキシ溶液は、作ってから数時間(最大6時間程度と言われています)で効果がなくなってしまいます。作り置きはせず、使う直前に作るのが基本です。
  • 密閉容器に入れない 溶かしたオキシ溶液をスプレーボトルなどに入れて密閉するのは絶対にNGです。酸素が発生し続けて容器が破裂する危険があります。

知っておきたいデメリット

食器洗いに使う上でのデメリットも知っておきたいですね。

一番のデメリットは、やはり「使えない素材がある」こと。これを知らずに使うと、大事な食器が変色したり、塗装が剥げたりする可能性があります。

もう一つは、「手荒れ」のリスク。オキシクリーンはアルカリ性なので、素手で触ると皮脂が奪われてしまいます。これは次の項目で詳しく解説しますね。

使えない食器の素材一覧

使えない食器の素材一覧
使えない食器の素材一覧(お家の洗剤屋さん:イメージ)

ここが一番重要です!オキシクリーンはアルカリ性なので、酸性の汚れ(油汚れ)には強いですが、アルカリ性に弱い素材とは相性が悪いです。

【重要】オキシ漬けNGな素材

以下の素材は変色や変質、塗装剥がれのリスクが非常に高いので、絶対に使わないでください。

NGな素材理由・具体例
金属類(一部除く)アルミ、銅、真鍮、鉄、銀製品など。黒く変色します。(※ステンレスは比較的強いですが、長時間の漬け込みは避けるのが無難です)(参照:経済産業省 化学物質管理資料
漆器・木製品塗装が剥げたり、木が変質したりします。お箸やお椀など。
金箔・銀箔などの装飾金や銀の飾りが剥がれたり、変色したりします。
フッ素樹脂加工品テフロン加工のフライパンなど。コーティングが剥がれる原因になります。
その他天然石(大理石など)、革製品、ウール・シルク(※これらは食器ではないですが注意)

「これは大丈夫かな?」と迷ったら、使わないのが賢明です。大切な食器は、目立たない場所で試すか、中性洗剤で優しく洗いましょう。

手袋は必須?肌荒れ対策

手袋は必須?肌荒れ対策
手袋は必須?肌荒れ対策(お家の洗剤屋さん:イメージ)

必須です!

オキシクリーンは弱アルカリ性で、皮脂(タンパク質汚れ)を分解する力があります。これが何を意味するかというと…素手で触ると、手の皮脂も強力に奪われてしまうということ。

「ちょっとだけだから」と素手で溶液を作ったり、食器をすすいだりすると、後で手がカサカサ、ガサガサになってしまいます。私も経験がありますが、結構ひどい手荒れになることも…。

オキシクリーンを使う際は、必ずゴム手袋やビニール手袋を着用する習慣をつけましょう。

オキシクリーンは食洗機に使える?

これもよくある疑問ですね。2つのパターンに分けて考える必要があります。

1. 食洗機の「庫内掃除」に使う これはOKな場合が多いです。食洗機のフィルターなどを外し、底にオキシクリーンを適量まいて「標準コース」で空運転させると、庫内のヌメリや水垢がスッキリします。 ただし、食洗機のメーカーが推奨している方法ではない場合がほとんどなので、試す場合は自己責任となります。故障が心配な方は、メーカー専用のクリーナーを使うのが良いですね。

2. 「食洗機用洗剤」として使う これは絶対にダメです! オキシクリーンは(特にアメリカ版は)泡立つ性質があります。食洗機用洗剤の代わりに使うと、庫内が泡だらけになり、水漏れや故障の原因になります。絶対にやめましょう。

オキシクリーンで食器洗いを快適に

さて、オキシクリーンと食器洗いについてまとめてみました。結論としては、「素材とルールを守れば、オキシクリーンは食器洗いの強い味方になる」ということですね。

特に、こびりついた茶渋やグラスの曇り、プラスチック製保存容器の油汚れなど、普段の洗剤では落ちにくい汚れには本当に効果的です。

使えない素材をしっかり覚えて、お湯で溶かして、手袋をする。この基本を守って、オキシクリーンでの食器洗いをぜひ試してみてください。ピカピカになった食器を見ると、気分も上がりますよ!

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