排水溝の気になる隙間をダイソーの粘土で手軽に対策したいけれど、どの商品を選べば良いのか、また賃貸でも安心して使えるのか、多くの疑問をお持ちではないでしょうか。
100均で便利グッズを探す中で、のびーる粘土が固まる性質や、万が一固まった際の排水口からの外し方、さらには紙粘土だと取れないといったトラブルは避けたいものです。
また、そもそもダイソーのどこに粘土が売っているのか、排水管隙間パテはどこに売ってるのかという情報も知りたいところです。
この記事では、専用の隙間パテのデメリットから、排水溝に物を落としたものを取る方法、ゴキブリが粘土を食べるという噂の真相、そしてオーブン粘土で焼く時間との違いまで、排水溝の粘土対策に関するあらゆる情報をお届けします。あなたに本当におすすめの粘土を見つけるための完全ガイドです。
- ダイソーで排水溝対策に使える粘土の種類と売り場
- 粘土を使った隙間対策のメリットとデメリット
- 賃貸物件で粘土を使用する際の具体的な注意点
- ゴキブリ対策や悪臭防止への効果と正しい使い方
排水溝の粘土はダイソーで対策!まず知るべき基本
- ダイソーの粘土はどこに売ってる?
- のびーる粘土は使用後に固まる?
- 他の100均でも粘土は買える?
- 排水溝に落ちたものを取る方法は?
- オーブン粘土で焼く時間はどれくらい?
ダイソーの粘土はどこに売ってる?
ダイソーで排水溝の隙間対策に使える粘土を探す場合、多くの方が水回り用品コーナーを想像するかもしれません。しかし、代用品として話題になっている「もちっと のびーるねんど」などの商品は、主に文房具コーナーや手芸・工作用品コーナーに置かれています。
店舗の規模やレイアウトによって異なりますが、DIY関連の商品が集められたセクションで見つかることもあります。大型店であれば品揃えも豊富な傾向にありますが、もし見つけにくい場合は、店員さんに「樹脂粘土はどこにありますか?」と尋ねてみるのが最も確実な方法です。
ダイソーの公式アプリやオンラインストアで事前に在庫状況を確認しておくと、店舗へ足を運んだ際に品切れでがっかりすることを防げます。特に人気商品は一時的に在庫がなくなることもあるため、事前のチェックをおすすめします。
のびーる粘土は使用後に固まる?

はい、ダイソーの「のびーる粘土」は使用後に時間が経つと固まる性質を持っています。これは樹脂系中空体などを主成分とする樹脂粘土の一種であり、空気中の水分が蒸発することで硬化する仕組みです。
この「固まる」という特性が、排水溝の隙間をしっかりと塞ぎ、虫の侵入や臭い漏れを防ぐ効果につながります。一方で、一度固まってしまうと取り外しが難しくなるというデメリットも存在します。完全に硬化するまでの時間は、粘土の量や厚み、そして室内の湿度や温度によって異なりますが、一般的には24時間から48時間程度が一つの目安となります。
このため、持ち家での恒久的な対策には適していますが、原状回復が必要な賃貸物件での使用には注意が必要です。
他の100均でも粘土は買える?
はい、ダイソー以外の100円ショップでも、排水溝の隙間埋めに代用できる粘土を購入することは可能です。主にセリアやキャンドゥが選択肢となりますが、品揃えには各社で違いが見られます。
セリアの状況
セリアでも「樹脂粘土」が販売されており、手芸コーナーなどで見つけることができます。ダイソーの製品と同様に、乾燥後に固まるタイプなので隙間を埋める用途に使えます。容量や質感に若干の違いがあるため、好みに合わせて選ぶと良いでしょう。
キャンドゥの状況
キャンドゥでは、樹脂粘土の取り扱いが他の2社に比べて少ない傾向にあります。店舗によっては在庫がない場合も多いため、隙間埋めを目的として探す場合は、ダイソーかセリアを優先的に確認することをおすすめします。
100円ショップ | 代用粘土の有無 | 主な売り場 | 特徴 |
---|---|---|---|
ダイソー | あり(のびーる粘土など) | 文房具・手芸コーナー | カラーバリエーションが豊富で入手しやすい |
セリア | あり(樹脂粘土など) | 手芸・クラフトコーナー | ダイソー製品と並行して検討できる選択肢 |
キャンドゥ | 少ない・ほぼない | – | 品揃えが限られるため、代用品は見つけにくい |
排水溝に落ちたものを取る方法は?
排水溝に指輪やピアスなどの小物を落としてしまった場合、慌てずに試せるいくつかの方法があります。100円ショップで手に入る道具や、家庭にあるものでも対応が可能です。
1. 磁石付ピックアップツールを使う
ダイソーなどの工具コーナーで販売されていることがある「磁石付ピックアップツール」は非常に有効です。先端に磁石が付いており、金属製の小物を簡単に拾い上げることができます。伸縮するタイプであれば、排水管の少し奥に落ちたものでも届く可能性があります。

2. 割り箸と両面テープで自作する
目に見える範囲に物が落ちている場合は、この方法が手軽です。割り箸の先端に強力な両面テープを巻き付け、粘着面でくっつけて引き上げます。ただし、この方法は物をさらに奥へ押し込んでしまうリスクもあるため、慎重に行う必要があります。
これらの方法で取れない場合や、物が排水管の奥深くへ流れてしまった場合は、無理に自分で取ろうとせず、専門の水道業者に相談することを検討してください。無理な作業は、配管を傷つける原因にもなりかねません。
オーブン粘土で焼く時間はどれくらい?

オーブン粘土は、その名の通り家庭用のオーブンで加熱することで硬化させる特殊な粘土です。これは排水溝の隙間を埋める用途には全く適していませんが、検索される方が多いテーマのため、参考情報として解説します。
ダイソーなどで販売されているオーブン粘土の場合、作品をアルミホイルを敷いた天板に乗せ、160℃から180℃に設定したオーブンで約30分焼くのが一般的です。作品の厚みや大きさによって焼き時間は調整が必要で、焼きが足りない場合は10分ずつ追加で加熱します。
排水溝に使う「のびーる粘土」が自然乾燥で固まるのに対し、オーブン粘土は熱を加えることで化学的に硬化する点が大きな違いです。耐水性も高いため、アクセサリーや小物の制作に使用されます。
ダイソーの粘土で排水溝に使用する際の注意点
- のびーる粘土は賃貸で使っても大丈夫?
- 排水管隙間パテはどこに売ってる?
- 専用の隙間パテのデメリットとは?
- ゴキブリが粘土を食べるって本当?
- 排水口からのびーる粘土の外し方
- 固まった紙粘土が取れない時の対処法
- 結局おすすめの粘土はどれ?
- 排水溝の粘土はダイソーで隙間対策の方法を総括
のびーる粘土は賃貸で使っても大丈夫?

結論から言うと、賃貸物件でダイソーの「のびーる粘土」のような固まるタイプの粘土を使用することは、基本的におすすめできません。
賃貸住宅には「原状回復義務」があり、退去時には入居時と同じ状態に戻す必要があります。固まるタイプの粘土は、一度設置すると完全に取り除くのが非常に困難です。無理に剥がそうとすると、床材や壁紙、配管周りを傷つけてしまい、高額な修繕費用を請求される可能性があります。
賃貸物件で隙間対策を行う場合は、時間が経っても固まらない「不乾性パテ(すきまパテ)」を選びましょう。これらは粘土のような感覚で使えますが、硬化しないため、退去時に綺麗に取り除くことができます。
「少しだけなら大丈夫だろう」という安易な考えで固まる粘土を使うと、後で大きなトラブルに発展する恐れがあります。必ず、パッケージに「不乾性」「固まらない」「はがせる」といった記載がある製品を選ぶようにしてください。

排水管隙間パテはどこに売ってる?
賃貸物件でも安心して使える「すきまパテ」は、様々な場所で購入することができます。主な販売場所は以下の通りです。
1. ホームセンター
カインズ、コーナン、DCMグループなど、ほとんどのホームセンターで取り扱いがあります。補修材や接着剤のコーナーに置かれていることが多いです。セメダイン社の製品が有名で、容量も200gの少量タイプから1kgの大容量タイプまで選べます。
2. インターネット通販
Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの大手通販サイトでも簡単に購入できます。「すきまパテ」と検索すれば、多くの商品が見つかります。店舗へ行く時間がない場合や、近所に取り扱いがない場合に便利です。
3. 一部のドラッグストアや家電量販店
店舗によっては、ドラッグストアや家電量販店でも販売していることがあります。ただし、品揃えは限られるため、確実に入手したい場合はホームセンターか通販を利用するのが良いでしょう。
専用の隙間パテのデメリットとは?

排水溝の隙間を埋める際に、固まるタイプのパテを使用することにはいくつかのデメリットが伴います。これはダイソーの粘土に限らず、プロ用の補修材でも同様です。
最大のデメリットは、一度固まると剥がすのが非常に困難になる点です。排水管は、詰まりなどのトラブルで点検や交換が必要になることが少なくありません。その際にパテが固まっていると、剥がす作業に多大な手間がかかります。マイナスドライバーなどで無理に剥がそうとすると、床材や配管自体を傷つけてしまうリスクがあります。
特に賃貸物件では、このデメリットが退去時の原状回復問題に直結します。そのため、排水管周りのように将来的にメンテナンスが必要になる可能性がある場所には、いつでも取り外しが可能な「固まらないタイプ(不乾性)」のパテを使用することが強く推奨されます。
ゴキブリが粘土を食べるって本当?
この疑問は、隙間対策を考える上で非常に気になるところです。結論として、一部の粘土はゴキブリの餌になる可能性があります。
特に、グレイスやコスモスといった「樹脂風粘土」と呼ばれる製品には、主原料として小麦粉やコーンスターチなどが使われていることがあります。これらはゴキブリにとって格好の栄養源となり、餌として食べてしまうことがあるのです。
実際に、粘土で作ったミニチュアフードがかじられていた、という事例も報告されています。ゴキブリは雑食性が非常に高く、髪の毛やホコリさえも餌にするため、粘土の成分によっては引き寄せる原因になりかねません。
一方で、エアコンの配管工事などに使われる専門のパテ(不乾性パテ)は、ゴキブリが好むような有機物を含んでいないため、餌になる可能性は低いとされています。隙間を埋めて物理的に侵入を防ぐことが主目的ですが、素材選びも重要なポイントと言えるでしょう。
排水口からのびーる粘土の外し方
もし、固まるタイプの「のびーる粘土」を設置してしまい、取り外す必要が出てきた場合、いくつかの方法を試すことができます。ただし、作業は慎重に行う必要があります。
1. 粘土がまだ柔らかい場合
設置してから時間が経っておらず、粘土がまだ完全に硬化していない場合は、比較的簡単に取り除けます。ヘラやマイナスドライバーなどを使い、端からゆっくりと剥がしていきましょう。少し水をかけると、表面が柔らかくなり作業しやすくなることがあります。
2. 粘土が完全に固まっている場合
完全に固まってしまった場合は、温めることで粘土を柔らかくするのが有効な手段です。ドライヤーの温風を数分間当て続けると、粘土が少しずつ柔軟性を取り戻し、剥がしやすくなります。ただし、高温にしすぎると粘土が溶けたり、周囲の素材を傷めたりする恐れがあるため、様子を見ながら少しずつ作業を進めてください。
カッターナイフで粘土に切り込みを入れてから、ドライバーなどで少しずつ削り取るように剥がしていく方法もありますが、周辺を傷つけないよう細心の注意が必要です。
固まった紙粘土が取れない時の対処法

排水溝の隙間埋めに紙粘土を使用してしまい、カチコチに固まって取れなくなってしまった、というケースは非常に厄介です。紙粘土は樹脂粘土以上に水分を吸収して硬化するため、一度固まると取り除くのが極めて困難になります。
基本的な対処法は、物理的に少しずつ破壊していくしかありません。
紙粘土の除去作業
マイナスドライバーの先端を固まった紙粘土に当て、後ろから金槌などで軽く叩いて少しずつ割っていきます。この際、力を入れすぎると排水管や床を破損させてしまう危険性が非常に高いため、絶対に無理な力を加えないでください。電動ドリルで小さな穴を多数開けてから崩していく方法もありますが、こちらも専門的な技術と慎重さが求められます。
前述の通り、紙粘土は水に弱いため、霧吹きなどで湿らせて柔らかくする方法も考えられますが、排水溝周りでは効果が限定的です。最悪の場合、自力での除去は諦め、現状を管理会社や大家さんに正直に報告し、指示を仰ぐのが賢明な判断と言えるでしょう。
結局おすすめの粘土はどれ?
これまで解説してきた情報を踏まえると、排水溝の隙間対策におすすめの粘土(パテ)は、住居の状況(持ち家か賃貸か)によって明確に異なります。
状況別おすすめパテ
- 賃貸住宅の場合:
セメダイン社の「すきまパテ」に代表される「固まらない不乾性パテ」が唯一の選択肢です。退去時の原状回復を考慮すると、これ以外の製品(特に固まる粘土)の使用は絶対に避けるべきです。ホームセンターや通販で簡単に入手できます。 - 持ち家の場合:
将来的なメンテナンスのしやすさを考えると、持ち家であっても「固まらない不乾性パテ」が最もおすすめです。しかし、より強固に固定したい場合や、二度と剥がす予定がない場所であれば、ダイソーの「のびーる粘土」のような「固まる樹脂粘土」を使用することも選択肢の一つとなります。
どちらの状況であっても、水に弱い紙粘土や油粘土は排水溝周りの補修には適していません。用途に合った専用品を選ぶことが、トラブルを避けるための最も重要なポイントです。
種類 | 固まるか | 賃貸での使用 | おすすめ度 | 主な特徴 |
---|---|---|---|---|
不乾性すきまパテ | 固まらない | ◎ 最適 | ★★★★★ | 剥がせるため原状回復が容易。メンテナンス性も高い。 |
樹脂粘土(のびーる粘土等) | 固まる | × 不可 | ★★☆☆☆ | しっかり固定できるが、剥がせない。持ち家での限定的な使用のみ。 |
紙粘土・油粘土 | 固まる(紙)/固まらない(油) | × 不可 | ★☆☆☆☆ | 水に弱かったり油分が染み出すなど、排水溝の補修には不向き。 |
排水溝の粘土はダイソーで隙間対策の方法を総括
この記事では、ダイソーの粘土を使った排水溝の隙間対策について、その方法から注意点まで詳しく解説しました。最後に、記事の要点をリストで振り返ります。
- ダイソーで排水溝対策に使える粘土は文房具や手芸コーナーにある
- 「のびーる粘土」などの樹脂粘土は時間経過で固まる性質を持つ
- 固まる特性は隙間を塞ぐのに有効だが取り外しが困難になる
- セリアでも代用できる樹脂粘土は購入可能だがキャンドゥは品揃えが少ない
- 排水溝に物を落とした際は磁石ツールや割り箸と両面テープで対処できる
- 賃貸物件では原状回復義務があるため固まる粘土の使用は絶対に避けるべき
- 賃貸で隙間を埋めるなら固まらない「不乾性すきまパテ」が最適
- すきまパテはホームセンターやネット通販で容易に購入できる
- 固まるパテのデメリットはメンテナンス時に剥がせず周辺を傷つけるリスク
- 小麦粉などが原料の粘土はゴキブリの餌になる可能性がある
- 固まった樹脂粘土はドライヤーで温めると剥がしやすくなる
- 紙粘土は一度固まると除去が極めて困難なため使用は推奨されない
- 最終的なおすすめは賃貸なら「不乾性パテ」、持ち家でもメンテナンス性を考慮すると同様のものがベスト
- 住居の状況に応じて適切な製品を選ぶことが最も重要
- 用途に合わない粘土の使用は思わぬトラブルの原因となる