洗剤付きスポンジ100均のダイソー・セリア・キャンドゥ・ワッツを徹底比較

洗剤付きスポンジを100均で探していませんか？

旅行やアウトドア、オフィスでのランチ後など、ちょっとした洗い物に便利な使い捨てタイプのスポンジは、今や多くの100円ショップで手に入ります。

ダイソーの売り場で見かけるシートタイプや、食器用洗剤が不要でトラベル用にも最適なセリアの商品、さらにはキャンドゥやワッツの製品まで、選択肢は豊富です。

この記事では、ダイソーの製品が哺乳瓶洗いに使えるのかといった疑問から、ニトリや無印のスポンジとの違い、ダイソーの洗剤付きブラシのような関連商品まで、あなたのニーズに合った最適な一品を見つけるための情報を網羅的に解説します。

洗剤付きスポンジ 100均の主要商品を比較

ダイソー 売り場で見つかるシートタイプ

ダイソーで手に入る洗剤付きアイテムとして特に人気なのが、「ミラクルキッチンワイプス」です。これは従来のスポンジとは異なり、薄いシート状になっているのが最大の特徴と言えるでしょう。

この製品は基材にコットンが使用されており、10cm四方のシートが8枚入っています。シートの表面には細かい凹凸加工が施されており、汚れをしっかりと絡め取ることが可能です。水に濡らして軽く揉むだけで、きめ細かい泡が立ち、すぐに食器洗いを始められます。

主なメリットは、そのコンパクトさと衛生面にあります。スポンジのようにかさばらないため、旅行カバンや防災リュックに忍ばせておくのに最適です。また、使い切りなので使用後に濡れたスポンジの置き場所に困ることもありません。

「ミラクルキッチンワイプス」のポイント

• 携帯性: 薄いシート状でかさばらず、持ち運びに非常に便利。
• 衛生面: 1回ごとの使い捨てなので、常に清潔な状態で使用可能。
• 使用感: 表面の凹凸が汚れをしっかりキャッチ。少量の水で泡立つ手軽さ。

一方で、泡の持続性に関しては、一般的な液体洗剤とスポンジの組み合わせには一歩譲るかもしれません。大量の食器や頑固な油汚れを一度に洗うというよりは、外出先での軽い洗い物や、キャンプでの予洗いといったシーンで真価を発揮するアイテムです。

ダイソーでの売り場は、主にキッチン用品コーナーやアウトドアグッズコーナーで見つけることができます。店舗によって陳列場所が異なる場合があるため、見当たらない場合は店員さんに確認してみると良いでしょう。

食器用洗剤 トラベル用 セリアのクリーナー

セリアで注目したいのは「洗剤付泡立つ不織布クリーナー」です。この商品は、特に携帯性と利便性を重視するユーザーから高い評価を得ています。

パッケージには薄い不織布のシートが3枚入っており、それぞれのシートにはミシン目が入っているのが特徴です。このミシン目に沿って手で簡単にカットでき、1枚のシートから6個の小さなクリーナーを作り出せるため、合計で18回分として使用できます。この機能は、まさに食器用洗剤を持ち歩きたくないトラベル用として最適です。

使用感としては、少量の水で濡らすとすぐに泡立ち、マグカップやカトラリーといった小物を洗うのに十分な洗浄力があります。不織布ならではの少し硬めの素材感が、茶渋などの汚れを落とすのにも役立ちます。

オフィスに常備しておけば、お弁当箱やマイカップを洗う際に共用のスポンジを使う抵抗感から解放されます。必要な分だけカットして使えるので、非常に経済的ですね。

素材がポリエステル不織布で少し硬めのため、デリケートな漆器やプラスチック製品に使用する際は注意が必要です。傷が付くのが心配な場合は、まず目立たない部分で試してから使用することをおすすめします。また、泡の持続時間は短めなので、洗い物が多い場合には洗剤の追加が必要になることもあります。

このように、セリアのクリーナーは「必要な時に必要な分だけ」というコンセプトが明確な商品です。旅行や出張、オフィスでの利用など、持ち運びの手軽さを最優先したい場面で非常に活躍するアイテムと言えるでしょう。

キャンドゥの使い捨て不織布クリーナー

キャンドゥからは、「使い捨て不織布クリーナー洗剤付き30個」という、コストパフォーマンスに優れた商品が販売されています。毎日気兼ねなく使える大容量パックを探している方には、有力な選択肢となるでしょう。

この商品の形状は、ニトリの人気商品「毎日とりかえキッチンスポンジ」シリーズに似た、短冊形のパッドタイプです。サイズは約5cm×10cmで、厚みもしっかりとあります。材質はポリエステル不織布で、水を含ませて軽く揉むと洗剤が泡立ちます。

泡立ちは、液体洗剤を使った場合ほど豊かではありませんが、一人暮らしの食器や、お弁当箱程度の洗い物であれば問題なく対応できるレベルです。むしろ、泡切れが良い点をメリットと感じる方もいるかもしれません。

キャンドゥのこのシリーズの面白い点は、洗剤付き（ピンク）の他に、重曹付き（ホワイト）、クエン酸付き（イエロー）、セスキ付き（黄緑）といったバリエーションが展開されていることです。これにより、食器洗いだけでなく、シンクの水垢掃除やコンロ周りの油汚れ落としなど、掃除の用途に合わせて使い分けることが可能です。

30個入りという大容量なので、食器を洗った後にそのままシンクや排水溝を掃除して捨てる、という衛生的な使い方を毎日実践できます。スポンジの雑菌が気になる方や、掃除の手間を少しでも減らしたい方にとって、非常に合理的な商品です。

キャンドゥの商品は、日常使いをメインに考えつつ、アウトドアや防災用としても備えておける汎用性の高さが魅力と言えるでしょう。

ワッツの泡立つキッチンクロス

100円ショップのワッツでは、「泡立つキッチンクロス」というユニークな商品が展開されています。これはスポンジやパッドというより、「洗えるクロス」に近い感覚のアイテムです。

1パックに15枚のクロスが入っており、ティッシュのように取り出せるポップアップ式のため、片手でサッと取り出せる手軽さが魅力です。材質はポリエステルとレーヨンで構成されており、他の100均のシートタイプと比較して、薄手ながらも非常に丈夫な点が特徴です。

実際に水で濡らして使ってみると、しっかりと泡立ち、その丈夫さからお皿やお椀などを力を入れて洗っても破れる心配がありません。特に、ベトベトした油汚れが付いたフライパンや、生クリームを使った後のボウルなどを洗う際に重宝します。

ワッツ「泡立つキッチンクロス」の強み

• 耐久性: 薄手でも強度があり、食器洗いから調理器具まで幅広く対応可能。
• 利便性: ポップアップ式で取り出しやすく、ストレスなく使える。
• 汎用性: 油汚れに強く、スポンジを汚したくないシーンで大活躍。

使い捨ての利便性はそのままに、従来のスポンジに近い感覚でしっかりと洗いたいというニーズに応えてくれる商品です。オフィスでお弁当箱を洗うのはもちろん、アウトドアや災害時など、様々なシーンでの活躍が期待できます。洗剤を付ける手間や、スポンジを清潔に保つ手間を省きたいけれど、洗浄力は妥協したくないという方にぴったりの選択肢です。

使い捨てタイプのメリットと注意点

これまで見てきたように、100均の洗剤付きスポンジ（クリーナー）は、各社から特徴的な商品が販売されています。ここで一度、使い捨てタイプが持つ共通のメリットと、使用する上での注意点を整理しておきましょう。

メリット

• 衛生的: 毎回新しいものを使うため、スポンジの雑菌繁殖を気にする必要がありません。
• 省スペース: 使用後に濡れたスポンジを乾かす場所が不要になります。キッチン周りをすっきりと保てます。
• 携帯性: コンパクトなので、旅行、キャンプ、オフィスなど、どこへでも手軽に持ち運べます。
• 利便性: カレーやミートソースといった色や匂いが移りやすいもの、油汚れがひどいものを洗う際に、メインのスポンジを汚さずに済みます。

特に、キャンプの後片付けなどで、油でギトギトの調理器具を洗う時には本当に便利です。使い捨てなので、心置きなく汚れを拭き取って、そのまま捨てることができますからね。

注意点・デメリット

• 環境負荷: 使い捨てであるため、ゴミの量が増えることになります。環境への影響を考慮する必要があります。
• コスト: 1個あたりの単価は安いものの、毎日使うと通常のスポンジよりもランニングコストは高くなる可能性があります。
• 洗浄力と泡持ち: 商品によっては、泡立ちや泡の持続性が液体洗剤に劣る場合があります。頑固な汚れや大量の洗い物には不向きなことも。
• 素材: 不織布などの硬い素材のものは、デリケートな食器や調理器具を傷つける恐れがあります。

これらの特性を理解した上で、ご自身のライフスタイルや主な使用目的に合わせて商品を選ぶことが重要です。以下の比較表も参考にしてみてください。

店舗	商品名（例）	タイプ	特徴	おすすめの用途
ダイソー	ミラクルキッチンワイプス	シート	コットン素材、薄くてコンパクト、凹凸加工	旅行、防災、アウトドア
セリア	洗剤付泡立つ不織布クリーナー	カット式不織布	ミシン目でカット可能、携帯性に特化	オフィス、出張、少量の洗い物
キャンドゥ	使い捨て不織布クリーナー	パッド	30個入りの大容量、掃除用も有り	毎日の食器洗い、シンク掃除
ワッツ	泡立つキッチンクロス	クロス	丈夫で破れにくい、ポップアップ式	油汚れのひどい調理器具

このように、一口に「洗剤付きスポンジ」と言っても、その個性は様々です。メインのスポンジと併用し、シーンによって使い分けるのが賢い活用法と言えるでしょう。

洗剤付きスポンジ 100均以外の選択肢と関連商品

ニトリの毎日つかえる洗剤パッド

100均以外の選択肢として、まず比較対象に挙げられるのがニトリの「毎日つかえる洗剤入りパッド 30個入り」です。この商品は、使い捨てスポンジのブームの火付け役とも言える存在で、多くのユーザーから支持されています。

価格は299円（税込）で、30個入り。1個あたり約10円というコストパフォーマンスの高さが魅力です。サイズや形状はキャンドゥの商品と非常に似ており、ポリエステル不織布に界面活性剤が含まれています。

100均の商品と比較した際のニトリ製品の強みは、その安定した品質と洗浄力にあると言えるでしょう。実際に使ってみると、しっかりとした泡立ちで、油汚れにも強い印象を受けます。食洗機に入れる前の予洗いや、キャンプでの本格的な調理器具洗いなど、洗浄力が求められるシーンでも安心して使用できます。

「毎日交換する」というコンセプトを定着させた商品だけあって、日常使いでの満足度は非常に高いです。100均の商品で泡立ちに物足りなさを感じた方は、一度試してみる価値があるかもしれません。

また、ニトリでは同シリーズで「毎日つかえる研磨材入りパッド 30個入り」も販売されています。こちらは鍋の焦げ付きや五徳の頑固な汚れを落とすのに特化しており、用途に応じて使い分けられる点も便利です。

100均の手軽さも魅力的ですが、毎日の食器洗いをメインに使い捨てタイプへの完全移行を考えている場合は、ニトリの商品が有力な候補となります。

無印のスポンジは洗剤付き？

シンプルなデザインと機能性で人気の無印良品ですが、スポンジのラインナップに「洗剤付き」の使い捨てタイプはあるのでしょうか。

結論から言うと、2025年現在、無印良品には洗剤があらかじめ含まれた使い捨てタイプのスポンジは販売されていません。無印良品で人気のキッチンスポンジは、「ウレタンフォーム三層スポンジ」です。

無印良品「ウレタンフォーム三層スポンジ」とは

水切れと泡立ちの良さが特徴の、繰り返し使えるタイプのスポンジです。不織布と気泡の大きさが違う2種類のウレタンフォームからなる三層構造で、洗い物に応じて使い分けることができます。シンプルで高品質な作りが、多くのファンに支持されています。

このように、無印良品は「長く使える良いもの」というコンセプトに基づいた商品展開が中心であり、使い捨てタイプの製品は扱っていないようです。したがって、旅行やアウトドアで使える洗剤付きのスポンジを探している場合、無印良品は選択肢には入らないということになります。

もし、洗剤とスポンジを別々に持ち運びたいという方であれば、無印良品のトラベル用小分けボトルに食器用洗剤を入れ、「ウレタンフォーム スポンジ・ハード」のようなコンパクトなスポンジを組み合わせるという方法は考えられます。

ダイソーのシートは哺乳瓶にも使える？

赤ちゃんがいるご家庭では、旅行や帰省の際の哺乳瓶洗浄が悩みの種になることがあります。そこで、「ダイソーのミラクルキッチンワイプスのような洗剤付きシートは哺乳瓶洗いに使えるのか？」という疑問が浮かびます。

物理的な使いやすさの点では、メリットがあります。シートが薄くて柔軟なため、哺乳瓶の乳首やキャップの溝といった、スポンジでは洗いにくい細かい部分にもフィットし、きれいに洗浄することが可能です。

しかし、最も注意すべきは洗剤の成分です。

哺乳瓶洗浄に使用する際の注意点

「ミラクルキッチンワイプス」の成分表示には「界面活性剤」と記載されていますが、これが赤ちゃん用の食器洗い洗剤と同等の基準で作られているわけではありません。大人の食器を洗うことを想定した製品のため、使用する場合は自己責任となります。特に、すすぎは普段以上に念入りに行い、洗剤成分が一切残らないように細心の注意を払う必要があります。

結論として、緊急時や他に選択肢がない場合には使える可能性はありますが、日常的な使用は推奨されません。もし使用を検討する場合は、必ず事前に成分表示を確認し、保護者の責任において判断することが重要です。基本的には、赤ちゃん専用の洗剤とブラシを持参するのが最も安全で確実な方法と言えるでしょう。

哺乳瓶洗いに便利な使い切りタイプ

前述の通り、ダイソーのシートを哺乳瓶に使うのは注意が必要ですが、他の100均商品に目を向けると、より適した選択肢が見つかるかもしれません。

例えば、セリアの「洗剤付泡立つ不織布クリーナー」は、この点で非常に便利です。この商品の最大の特徴は、ミシン目で小さくカットできること。哺乳瓶の乳首やリング、フードといった細かいパーツは、大きなスポンジではかえって洗いにくいものです。このクリーナーなら、指先ほどの大きさにカットして使うことで、細かい部分の汚れを的確に落とすことができます。

旅行先で哺乳瓶を1本だけサッと洗いたい、という時に本当に重宝します。必要な分だけちぎって使えるので無駄がなく、使用後はそのまま捨てられるので衛生的です。

もちろん、この商品を使用する場合も、洗剤成分に関する注意点はダイソーの製品と同様です。赤ちゃんが口にするものなので、洗浄後は流水で十分に、時間をかけてすすぐことを徹底してください。洗浄後に消毒（煮沸、薬液、電子レンジなど）を行う場合は、その工程で洗剤成分が残るリスクはさらに低減されます。

旅行の荷物を少しでも減らしたいと考える保護者にとって、これらの使い切りタイプのクリーナーは、「緊急用」または「消毒前の予洗い用」として、カバンの隅に入れておくと安心できるお守りのようなアイテムになるかもしれません。

ダイソー 洗剤付きブラシという選択肢

ここまでスポンジやシートタイプの製品を紹介してきましたが、ダイソーにはもう一つ、「キッチンブラシ（洗剤を入れるタイプ）」という便利な選択肢があります。これは使い捨てではありませんが、「洗剤と洗浄ツールが一体化している」という点で共通の利便性を持っています。

この商品は220円（税込）で、本体のタンク部分にお好みの食器用洗剤を入れて使う仕組みです。ブラシの上部にあるボタンを押すと、中央の穴から洗剤が適量出てくるため、洗い物の途中で洗剤ボトルに手を伸ばす必要がありません。

ブラシの毛は硬めでコシが強く、スポンジでは落としにくい汚れに威力を発揮します。

• 鍋やフライパンにこびり付いた焦げ付き
• ザルや網戸の目詰まり
• 水筒のフタの溝やパッキン周り
• シンクや排水溝のぬめり取り

これらの洗浄において、ブラシは非常に効率的です。また、専用のスタンドが付いているため、使用後の水切れが良く、衛生的に保管できる点も嬉しいポイントです。

スポンジやシートが「面」で洗うのに対し、このブラシは「点」で汚れを掻き出すイメージです。普段の食器洗いはスポンジで行い、頑固な汚れや細かい部分の掃除用としてこのブラシを併用すると、キッチンでの洗い物が格段に楽になります。

使い捨ての手軽さとは異なるアプローチですが、家事の効率を上げたいと考えている方にとって、ダイソーの洗剤付きブラシは検討する価値のある優れたアイテムです。

用途で選ぶ洗剤付きスポンジ 100均まとめ

以下はこの記事のまとめです。