毎週持ち帰る泥だらけの上履き、一体何で洗えばいいのか悩みますよね。SNSでも話題のウタマロ製品は、果たして上履き洗いに使えるのでしょうか?
そもそも一般的な靴にも使える?という基本的な疑問から、どこに使っちゃだめ?といった注意点、そしてガンコな汚れを驚くほど白くする方法まで、この記事で解説します。
定番のウタマロ石鹸だけでなく、ウタマロリキッドやウタマロスプレー(クリーナー)それぞれの特徴、効果的なつけおきのコツ、便利な専用ケースの紹介、そして気になる製造中止の噂の真相に至るまで、あなたの上履き洗いに関する悩みを徹底的にサポートします。
- ウタマロが上履き洗いに使える理由と製品ごとの特徴
- 汚れの種類や上履きの素材に合わせた最適なウタマロの選び方
- 諦めていた黒ずみや黄ばみを真っ白にする具体的な洗い方のコツ
- ウタマロ製品を安全かつ効果的に使用するための注意点

ウタマロで上履きは洗える?基本情報
- そもそも上履きは何で洗えばいい?
- ウタマロはそもそも靴にも使える?
- ウタマロはどこに使っちゃだめ?
- ウタマロ石鹸に製造中止の噂は本当?
そもそも上履きは何で洗えばいい?

結論から言うと、一般的な布製の上履きは洗濯用の中性洗剤で洗うのが基本です。
なぜなら、多くの衣類と同じように、上履きの素材もデリケートな場合があり、中性洗剤であれば生地へのダメージを最小限に抑えながら汚れを落とせるからです。アルカリ性の洗剤は洗浄力が高い一方で、すすぎ残しがあると黄ばみの原因になることもあります。その点、中性洗剤は比較的泡切れが良く、黄ばみのリスクを低減できます。
もちろん、靴専用の洗剤や昔ながらの洗濯石けんも使用可能です。洗浄力を重視する場合は、これらのアイテムを選ぶと良いでしょう。洗い方の道具としては、靴全体を洗うための靴用ブラシに加えて、細かい部分の汚れをかき出すための古い歯ブラシがあると非常に便利です。
- 洗剤:洗濯用中性洗剤、靴用洗剤、洗濯石けんなど
- 道具:バケツやタライ、靴用ブラシ、古い歯ブラシ
ウタマロはそもそも靴にも使える?
ウタマロは上履きやスニーカーなどの靴洗いにも非常に効果的です。
特に「ウタマロ石けん」は、その優れた洗浄力から泥汚れに強いことで知られており、グラウンドの土や砂で真っ黒になった靴を白く洗い上げるのに適しています。
ウタマロが靴洗いに向いている理由は、泥汚れや黄ばみだけでなく、臭いの原因となる汗や雑菌までもしっかり落とす洗浄力にあります。さらに、色柄物のスニーカーにも安心して使える処方が採用されている製品もあるため、デザイン性の高い靴にも使いやすいのが大きな特長です。
ウタマロはどこに使っちゃだめ?
ウタマロシリーズは万能ですが、製品ごとに使えないものや注意点があるため、正しく理解しておくことが重要です。
ウタマロクリーナーの場合
ウタマロクリーナーは中性のマルチクリーナーで、家中の様々な場所に使えます。しかし、基本的には「水拭きできない場所」には使用できません。
- 使える場所:コンロ周り、お風呂、トイレ、窓ガラス、アルミサッシ、その他水拭きできる家具・床・壁紙など
- 使えない場所:水拭きできない家具や床、壁紙、革製品、液晶ディスプレイなど
使用できるか分からない場合は、まず目立たない場所で試してから全体に使うようにしましょう。
ウタマロ石けん・リキッドの場合
衣類用のウタマロ石けんとリキッドは、素材によって使い分けが必要です。
ウタマロ石けんの注意点
ウタマロ石けんには、白さを際立たせるための蛍光増白剤が配合されています。このため、生成りやオフホワイト、淡い色の衣類や色柄物に使用すると、本来の色合いが変化してしまったり、色落ちしたりする可能性があります。白い靴下や体操服、そして白い上履きには最適ですが、それ以外のものに使う際は注意が必要です。
一方で、ウタマロリキッドは中性・無けい光なので、蛍光増白剤による影響がありません。色柄物のおしゃれ着やデリケートな素材の衣類、そして色付きの上履きなどはこちらを使用するのがおすすめです。
ウタマロ石鹸に製造中止の噂は本当?
「ウタマロ石けんが製造中止になるって聞いたけど本当?」と心配された方もいるかもしれませんね。ご安心ください、その噂は事実ではなく、現在も生産・販売が続けられています。
この噂が生まれた背景には、ウタマロブランドの歴史が関係しています。1957年に誕生したウタマロ石けんですが、1960年代後半から洗濯機と粉末洗剤が普及し始めると、洗濯板で使う固形石けんの需要が激減。実に40年近く売り上げが低迷し、2000年前後には本当に廃番の危機に瀕したことがあったのです。
しかし、そのとき「なくさないでほしい」という熱烈な愛用者からの声がメーカーに多数寄せられました。詳しく話を聞くと、多くの人が洗濯機では落ちにくい泥汚れなどの「ガンコな汚れの部分洗い」にウタマロ石けんを使い、非常に重宝していることが判明したのです。
そこから「部分洗い用」として新たな価値を見出されたウタマロ石けんは、インターネットやSNSの普及とともに口コミで評判が広がり、V字回復を遂げました。このような歴史があるため、過去の廃番危機の話が「製造中止」という噂として時折浮上することがあるようです。
ウタマロ石けんの復活を機に、2012年には「手肌へのやさしさ」と「環境への配慮」を両立させた新シリーズとして、ウタマロリキッド、ウタマロクリーナー、ウタマロキッチンが誕生しました。
ウタマロで上履きを洗う種類別の方法
- ウタマロ石鹸での洗い方
- ウタマロリキッドでの洗い方
- ウタマロスプレー(クリーナー)の使い方
- 頑固な汚れを白くする方法
- 効果的なつけおきのやり方
- 保管に便利なウタマロ石鹸のケース
ウタマロ石鹸での洗い方

白い上履きの頑固な泥汚れや黒ずみには、ウタマロ石けんが最も効果を発揮します。弱アルカリ性の性質と配合された蛍光増白剤が、汚れを強力に分解し、失われた白さを取り戻してくれます。
基本的な洗い方の手順
- 上履き全体を、ぬるま湯または水でしっかりと濡らします。生地に水分を含ませることで、石けんの馴染みが良くなります。
- 汚れが特にひどい部分に、ウタマロ石けんを直接こすりつけます。生地に石けんの緑色がうっすらと付くくらいが目安です。
- 靴用ブラシや歯ブラシを使って、泡立てながらしっかりとこすり洗いをします。石けんの緑色が消えるまでこするのがポイントです。
- 汚れが落ちたら、泡が完全になくなるまで、きれいな水で念入りにすすぎます。
- 最後に形を整え、風通しの良い日陰で乾かします。
ウタマロ石けんは、洗浄力が非常に高い反面、前述の通り、蛍光増白剤の影響で色柄物には適さない場合があります。白い布製の上履きに限定して使用するのが最も安全で効果的と言えるでしょう。
ウタマロリキッドでの洗い方

色柄が入ったデザイン性の高い上履きや、デリケートな素材でできている靴には、ウタマロリキッドの使用が最適です。
ウタマロリキッドは、中性・無けい光の液体洗剤です。そのため、ウタマロ石けんのように蛍光増白剤で生地の色合いを変えてしまう心配がありません。生地の風合いや色柄を守りながら、ガンコな汚れをしっかり落とすことができます。主成分が手肌にやさしいアミノ酸系洗浄成分なのも嬉しいポイントです。
基本的な洗い方の手順
- 汚れている部分を水で濡らします。
- ウタマロリキッドのボトルから、適量を汚れに直接かけます。
- 指で優しくもみ洗いするか、ブラシで軽くこすります。
- 水でよくすすいだ後、洗濯機で他の洗濯物と一緒に洗うか、そのまま干します。
泥汚れだけでなく、皮脂汚れや食べこぼしのシミなどにも効果的なので、様々な汚れに対応できるのがウタマロリキッドの強みです。

ウタマロスプレー(クリーナー)の使い方
「毎週の上履き洗いは、とにかく手早く済ませたい!」という方には、ウタマロスプレー(ウタマロクリーナー)がおすすめです。スプレータイプなので準備の手間がなく、思い立った時にサッと使える手軽さが最大の魅力です。
ウタマロクリーナーも中性洗剤なので、素材を傷めにくく、安心して使えます。特筆すべきは泡切れの良さで、すすぎの時間が大幅に短縮できるため、家事の時短に大きく貢献します。
実際に使ってみると、特に上履きのゴム部分(ソールやトゥキャップ)の黒ずみが驚くほどキレイに落ちますよ!
基本的な使い方
- 上履きを水またはぬるま湯で濡らします。
- 汚れが気になる部分にウタマロクリーナーを十分にスプレーします。
- ブラシで軽くこするだけで、みるみる汚れが落ちていきます。
- 泡切れが良いので、短時間ですすぎが完了します。
しつこいゴム部分の汚れには、クリーナーをスプレーした後にメラミンスポンジでこすると、さらに効果が高まります。
製品名 | 特徴 | おすすめの上履き | メリット | 注意点 |
---|---|---|---|---|
ウタマロ石けん | 弱アルカリ性・蛍光増白剤配合 | 白い布製の上履き | 頑固な泥汚れに強い、高い洗浄力、コスパが良い | 色柄物、生成りには使えない |
ウタマロリキッド | 中性・無けい光 | 色柄物やデリケート素材の上履き | 生地の色柄を守る、手肌にやさしい | 石けんより洗浄力はマイルド |
ウタマロクリーナー | 中性・スプレータイプ | 全ての上履き(特にゴム部分) | 手軽で時短、泡切れが良い、ゴム汚れに強い | 広範囲の汚れには消費量が多くなる |

頑固な汚れを白くする方法

通常の方法で洗っても落ちない、長期間放置してしまった黒ずみや黄ばみには、つけおき洗いと酸素系漂白剤を組み合わせたスペシャルケアが効果的です。
この方法は、洗剤と漂白剤の化学的な力をじっくりと繊維の奥まで浸透させ、こすり洗いだけでは届かない汚れを分解・漂白します。週末に少し時間をかけて、新品のような白さを取り戻しましょう。
真っ白さを取り戻す!つけおき漂白の手順
- まず、ブラシなどである程度の泥や砂を払い落とします。
- バケツや洗面器に、約50℃のお湯を上履きが浸るくらいまで入れます。
- お湯に、規定量の酸素系漂白剤(粉末タイプがおすすめ)と洗濯洗剤を溶かします。
- 上履きの特に汚れている部分にウタマロ石けんを塗り込み、そのまま洗浄液の中に沈めます。
- 約1時間ほどつけ置きします。汚れがひどい場合は2時間までを目安にしてください。
- つけ置き後、残った汚れをブラシでこすり落とし、新しい水でしっかりとすすぎます。
- 洗濯機で1分ほど脱水すると、乾くまでの時間を短縮できます。
効果的なつけおきのやり方

前述の通り、つけおきは非常に効果的な洗い方ですが、ポイントを押さえることでさらに洗浄効果を高めることができます。
温度の調整
つけおきで最も重要なのはお湯の温度です。皮脂や泥などの一般的な汚れは、水よりもお湯の方が格段に落ちやすくなります。40℃~50℃が洗浄効果と生地への負担のバランスが良く、おすすめです。
血液汚れには注意!
もし上履きに血液が付着している場合は、絶対に熱いお湯を使ってはいけません。血液中のタンパク質は熱で凝固する性質があり、お湯につけると汚れが落ちにくくなってしまいます。血液汚れがある場合は、必ず30℃以下のぬるま湯か水でつけおきするようにしてください。
時間の調整
つけおき時間は、長ければ長いほど良いというわけではありません。一般的な汚れであれば30分から1時間で十分効果があります。汚れが特にひどい場合でも、最大で2時間程度に留めましょう。長時間つけおきしすぎると、逆に生地を傷めたり、剥がれた汚れが再付着したりする原因にもなります。
保管に便利なウタマロ石鹸のケース
ウタマロ石けんを愛用している多くの方が感じることの一つに、「保管のしにくさ」があります。ウタマロ石けんは水分を多く含んだ製法で作られているため、非常に柔らかく溶けやすい(=水に溶けて洗浄力を発揮しやすい)という特徴があります。そのため、濡れたまま石けん皿などに置いておくと、ドロドロに溶けてしまいがちです。
そこでおすすめなのが、ウタマロ石けん専用のケースです!様々なメーカーから便利なアイテムが販売されていますよ。
専用ケースには、主に以下のようなメリットがあります。
- 保管しやすい:水切り機能が付いているものが多く、石けんが溶け崩れるのを防ぎます。
- 使いやすい:ケースに入れたまま汚れた部分をこすることができるタイプもあり、手が滑らず、石けんを最後まで無駄なく使えます。
- 手が汚れない:直接石けんに触れずに使えるため、ネイルをしている方などにも好評です。
例えば、シリコン製のケースに石けんをセットし、内側の突起で石けんを固定しながら使えるものや、立てて保管できる水切りトレイ付きのものなどがあります。これらのケースを活用することで、ウタマロ石けんをより快適に、長持ちさせることができます。

ウタマロで上履きをきれいに保とう
以下はこの記事のまとめです。
- 上履き洗いの基本は生地を傷めにくい中性洗剤
- ウタマロシリーズは上履きの頑固な汚れに非常に効果的
- 真っ白な上履きの泥汚れにはウタマロ石けんが最適
- ウタマロ石けんは洗浄力が高い弱アルカリ性で蛍光増白剤を配合
- 色柄のある上履きには中性・無けい光のウタマロリキッドが安心
- ウタマロリキッドは生地の風合いを守りながら洗える
- 手軽さと時短を求めるならスプレータイプのウタマロクリーナー
- ウタマロクリーナーは泡切れが良くすすぎが簡単でゴム部分に強い
- 諦めていた汚れにはつけおき洗いが有効な手段
- つけおきは酸素系漂白剤と併用するとさらに白くなる
- 血液汚れを落とす際は熱いお湯を避けること
- ウタマロ石けんは製造中止ではなく現在も人気商品として販売中
- 柔らかく溶けやすいウタマロ石鹸の保管には専用ケースが便利
- ゴム部分の黒ずみにはメラミンスポンジの併用もおすすめ
- きれいに洗った後はフッ素系の防水スプレーで汚れを予防するのも良い
