スライムパンチはジェル状で液だれしにくく、カビや黒ずみに高い効果を発揮する人気の洗剤です。
本記事では、家庭でスライムパンチを再現する方法をはじめ、効果的な使い方や放置時間の目安、注意すべき危険性について解説します。
また、使用できない素材やスライムパンチより落ちると言われる類似品との違い、期待した効果が落ちないと感じる原因など、知っておくべきポイントも解説。
さらに、ホームセンターやドン・キホーテでの販売状況も紹介し、入手方法についてもまとめました。
市販品と手作り洗剤の違いや、安全性の観点からの比較も記載しているので、スライムパンチを購入するか迷っている方もご参考ください。
- スライムパンチの原料と成分の特徴
- 自宅でのスライムパンチの作り方と注意点
- 市販品との違いや類似品との比較ポイント
- 購入場所や販売状況に関する情報

スライムパンチの作り方。手順と注意点
- スライムパンチの原料とは?
- 家庭で再現できるスライムパンチの作り方は?
- スライムパンチの放置時間は?
- スライムパンチの危険性は?
- スライムパンチが落ちないと言われる理由
- 類似品との比較ポイント
- スライムパンチよりも洗浄力の高い洗剤
スライムパンチの原料とは?

スライムパンチの主な原料は「次亜塩素酸塩」「界面活性剤(アルキルアミンオキシド)」「水酸化カリウム(4.5%)」の3つです。これらの成分がジェル状に配合されており、浴室やキッチンのカビ・黒ずみ・ヌメリなどの頑固な汚れを効果的に除去します。
次亜塩素酸塩は強力な漂白・除菌効果を持ち、カビの原因菌を分解します。界面活性剤は汚れを浮かせる働きをし、水酸化カリウムはアルカリ性の洗浄力を補強します。これにより、汚れを根本から落としやすくする構成となっています。
ただし、このような成分の取り扱いには注意が必要であり、使用時には換気、保護メガネ、ゴム手袋などの安全対策が推奨されています。
家庭で再現できるスライムパンチの作り方は?
家庭でスライムパンチを再現する方法については、SNSなどで「ハイター+片栗粉」などの自作レシピが一部で紹介されています。確かに片栗粉を混ぜて粘度を加えることで、ジェル状の洗剤を簡易的に作ることは可能です。ジェル状にすることで壁面などにもしっかり密着し、垂れにくいため使いやすさが向上します。また、片栗粉は家庭に常備されていることも多く、手軽に調合できる点がメリットとして挙げられます。
しかしながら、成分の濃度や混合割合が曖昧なまま使用すると、洗浄効果が不十分だったり、対象物にダメージを与えたりするおそれがあります。特に、誤った比率で混ぜてしまうと効果が薄れ、無駄な作業になってしまう可能性もあるため注意が必要です。
材料(目安量)
- ハイター(塩素系漂白剤):100ml
- 片栗粉:大さじ2(約18g)
- 水:50ml(必要に応じて調整)
- 空のスプレーボトルや容器(耐薬品性のあるもの)
- ビニール手袋、マスク、保護メガネ(安全のため)
準備を整える
換気の良い場所で作業を行いましょう。皮膚や目への飛沫を防ぐため、ゴム手袋・マスク・保護メガネを着用してください。
片栗粉を溶かす
耐熱容器に水(約50ml)を入れ、片栗粉を加えてよくかき混ぜます。ダマが残らないように丁寧に溶かすことがポイントです。
加熱してジェル化する
電子レンジまたは鍋で加熱します。電子レンジなら600Wで30秒ずつ様子を見ながら加熱し、トロミが出るまで繰り返します。鍋を使う場合は弱火でかき混ぜながら加熱してください。
粗熱を取る
加熱後、粘度がジェル状になったら常温で少し冷まします(熱いままハイターを混ぜると有毒ガスが出る可能性があるため、必ず冷ましてから次へ進みます)。
ハイターを加える
冷めたジェルにハイターを少しずつ加えながら、よく混ぜます。一度に加えず、分量を守りつつゆっくり混ぜましょう。
容器に入れて完成
完成したジェルを専用の容器やスプレーボトルに入れます。使用時には十分に振ってから使いましょう。
- 他の洗剤(特に酸性洗剤)とは絶対に混ぜないでください。有害な塩素ガスが発生する危険があります。
- 子どもの手の届かない場所に保管してください。
- 成分の濃度が安定しないため、市販のスライムパンチと同等の効果は期待しないこと。
- 使用後はしっかり換気を行い、残った分はできるだけ早めに使い切ってください。
化学的に安全なバランスを保つには専門知識が必要です。市販のスライムパンチは長年の研究を元にした製品であり、洗浄力や安全性のバランスが取れています。自作のものは成分の配合が不正確で、刺激が強すぎたり、素材を傷めたりするリスクが高まります。
また、家庭で作る場合、他の洗剤との誤混合によって有害なガスが発生する危険もあるため、十分に注意してください。

スライムパンチの放置時間は?
スライムパンチの使用において、放置時間は効果を左右する重要なポイントです。製品の公式な推奨放置時間は30分から60分です。
これは、汚れの種類や程度によって使い分けることができます。例えば、軽度のカビや黒ずみであれば30分程度の放置で十分効果を発揮しますが、頑固な汚れや奥に浸透したカビには60分放置することでしっかりと浸透し、効果的に分解・除去できます。
注意すべきは、長時間放置しすぎることで素材を傷める可能性がある点です。特にゴムパッキンや樹脂製品など、デリケートな部分には放置時間を厳守することが重要です。
スライムパンチの危険性は?
スライムパンチは強力な洗浄成分を含むため、使用方法を誤ると危険を伴う可能性があります。まず、次亜塩素酸塩を含むため、酸性洗剤と混ぜると有害な塩素ガスが発生するおそれがあります。
また、アルカリ性の水酸化カリウムは皮膚や粘膜に刺激があるため、使用時にはゴム手袋、保護メガネ、マスクの着用が望まれます。換気が不十分な状態で使用すると、目や喉への刺激が発生する可能性もあります。
さらに、誤って吸い込んだり、肌に直接触れたりした場合には速やかに水で洗い流し、症状があれば医師に相談することが大切です。
スライムパンチが落ちないと言われる理由

スライムパンチは強力な洗浄剤ですが、「落ちない」と感じるケースも存在します。その理由は主に2つに分けられます。
第一に、汚れの性質により効果が出にくいことがあります。特に、長年放置された汚れや、構造物の奥深くに浸透してしまったカビなどは、スライムパンチの成分が表面にしか作用しないため、十分な洗浄結果が得られないことがあります。例えば、ゴムパッキンの奥深くに根を張ったカビや、素材そのものが劣化して黒ずんでいる場合には、表面をいくら洗浄しても完全に元の状態に戻すことは困難です。また、黒ずみの原因が汚れではなく素材の変色である場合は、洗剤の効果では限界があるのです。
第二に、使用方法が正しくなかったケースも多く見受けられます。例えば、推奨されている放置時間よりも短時間しか置かなかったり、必要な濃度の原液を使わずに水で希釈したものを使用した場合、十分な反応が起こらず、汚れが残る原因になります。さらに、対象としていない素材に誤って使ってしまった場合には、そもそもスライムパンチの効果が発揮されず「落ちない」と感じる結果となります。使用説明をよく読まずに使ってしまうことで期待した成果が得られず、評価を下げてしまうこともあるため、注意が必要です。
正しい手順を守ることと、製品の限界を理解したうえで使用することが大切です。

類似品との比較ポイント
スライムパンチには、スパイダージェルやカビホワイトなどの類似品があります。これらを比較する際に重要なのは「洗浄力」「使いやすさ」「価格」「入手性」の4点です。これらの要素を総合的に判断することで、自分にとって最適な製品を選ぶ手助けになります。
スライムパンチはジェル状で液だれしにくく、ゴムパッキンや壁面にも密着しやすい構造が特徴です。ジェルタイプの利点として、垂直面にもとどまりやすく、時間をかけて汚れに浸透しやすいため、特に浴室の目地やゴムパッキンに生えた黒カビに効果的です。一方、スプレータイプの製品は塗布が簡単で広範囲の使用に向いていますが、噴射後に液が流れ落ちやすく、特定の箇所にじっくり作用させたい場合には不向きな面もあります。
価格面では、スライムパンチが比較的高価格帯に位置しています。これに対して、類似品の多くは手頃な価格で販売されており、手軽に試すことができる点が魅力です。ただし、安価な製品の中には洗浄力がやや劣るものや、成分濃度が薄く長期的な使用での効果が不安定なものも存在します。そのため、即効性や長期間にわたる効果を求める場合は、コストパフォーマンスの観点からスライムパンチを選ぶ価値があるといえます。
入手性についても差が見られます。スライムパンチは一部の実店舗では取り扱いが少なく、主に通販サイトを通じて購入されるケースが多いですが、スパイダージェルやカビホワイトはドラッグストアやホームセンターなどで比較的入手しやすいのが特徴です。

使用目的と掃除箇所に応じて最適な製品を選ぶことが重要です。単に価格の安さだけで判断するのではなく、目的や用途に応じて総合的に比較検討することをおすすめします。
使用目的と掃除箇所に応じて最適な製品を選ぶことが重要です。
スライムパンチよりも洗浄力の高い洗剤
市場にはスライムパンチと同様、もしくはそれ以上の洗浄力を持つとされる洗剤も存在します。特に、業務用として開発された製品や、高濃度成分を配合した特殊用途向けの洗剤がその例です。
代表的な製品の一つが「カビ取り侍 強力タイプ」です。この製品はカビの根にまで浸透する高濃度の次亜塩素酸ナトリウムと独自の安定化成分を含み、スライムパンチと同様にジェル状で垂直面にも密着しやすい構造となっています。口コミやレビューでは、ゴムパッキンの奥まで浸透した黒カビにも強い効果を示すとされており、特に重度なカビの除去において高く評価されています。

また、「カビホワイト 強力ジェルタイプ」は、スプレー式や液体製品と比較して効果が持続しやすく、広範囲のカビにも対応可能です。実際の使用者からは、スライムパンチよりも早く効果を実感できたという声もあります。
ただし、これらの製品はスライムパンチよりも成分が強力であるぶん、臭気がきつかったり、取り扱いに注意を要するケースも少なくありません。使用前には換気や保護具の準備を整え、使用説明を十分に確認することが重要です。

このように、スライムパンチよりも高い洗浄力を持つ製品は存在しますが、目的や使用環境によって最適な製品を選ぶ必要があります。洗浄力だけでなく、安全性や使いやすさ、価格とのバランスも総合的に考慮したうえで選ぶことが重要です。
スライムパンチを買うか作るか迷う人へ
- ホームセンターに売ってる?
- ドン・キホーテでの販売状況
- お試しサイズはどこで買える?
- スライムパンチが使えないもの一覧
- 手作りと市販品どちらが安全?
ホームセンターに売ってる?
スライムパンチは、一部のホームセンターで取り扱いがありますが、全店舗に常備されているわけではありません。特に大型のチェーン店であっても、店舗ごとの取り扱い状況にはばらつきがあります。
カインズ、コメリ、ナフコ、コーナンなどのホームセンターでは、スライムパンチを取り扱っている場合があります。ただし、店舗によっては在庫がない場合もあるため、事前に各店舗に問い合わせることをおすすめします。
また、ホームセンターの山新では一部取り扱いがあることが確認されています。山新は茨城県を中心に展開する地域密着型のホームセンターで、生活用品やDIY用品など幅広い商品を取り扱っています。
なお、コメリの通販サイト「コメリドットコム」では、スライムパンチの購入が可能です。オンラインでの注文により、自宅への配送や店舗での受け取りが選択できます。
スライムパンチの確実な入手には、通販サイトや公式オンラインショップの利用がおすすめです。オンラインでの購入は、在庫状況の確認や配送の手配が容易で、忙しい方にも便利です。
ドン・キホーテでの販売状況
ドン・キホーテでは、過去にスライムパンチの取り扱いが確認されています。ただし、全店舗での取り扱いがあるわけではなく、時期や地域によっても入荷状況が異なります。
ドン・キホーテの特徴として、商品ラインナップの入れ替えが頻繁にあるため、在庫の有無はタイミングに左右されます。取り扱いがあったとしても「お試しサイズ」のみの場合もあります。
購入を検討している場合は、事前に最寄り店舗へ電話で確認するか、通販サイトを活用するのが現実的な選択肢です。
お試しサイズはどこで買える?

スライムパンチの通常サイズは1kg(約865ml)ですが、初めての方には300g(約260ml)のお試しサイズもおすすめです。
お試しサイズは、モノタロウ、Yahooショッピング、山善ビズコム、フォレストウェイなどで取り扱いがあります。価格は3,300円前後で、送料込みで提供されていることが多いです。
Amazonや楽天市場では、通常サイズが中心に販売されており、お試しサイズは在庫が少ない傾向にあります。そのため、確実に入手したい場合は、在庫状況を確認しながら複数の通販サイトをチェックするのが良いでしょう。

スライムパンチが使えないもの一覧

スライムパンチは非常に強力な洗浄剤ですが、使用できない素材や場所も存在します。
主に使用できないのは、以下の通りです。
- 食品や食器類
- 色柄物の繊維製品
- ステンレス以外の金属(アルミ、鉄、銅、ホーローなど)
- 錆びたステンレス
- アルカリに弱い樹脂(アクリル、ABS、ポリカーボネート、メラミンなど)
- 浴槽や風呂釜
- しっくい壁、クロス壁、人工大理石、御影石、木製品、漆器、クリスタル製品
- ドラム式洗濯機
これらの素材は、スライムパンチの成分によって変色や腐食を起こすおそれがあるため、使用は避けましょう。
手作りと市販品どちらが安全?
安全性の面で考えると、市販のスライムパンチの方が圧倒的に信頼できます。これは、製品が長年の研究と厳格な品質管理の下で作られており、適切な成分バランスと安全性が確保されているからです。
一方、手作りの場合、成分の配合ミスや反応の知識不足から、期待する効果が得られないばかりか、健康被害や素材の損傷を引き起こすリスクもあります。たとえば、次亜塩素酸系と酸性洗剤を混ぜた場合、人体に有害なガスが発生する恐れがあります。
こうしたリスクを避けるためにも、掃除の効率と安全を両立させたい場合は、信頼できる市販品を使用することを推奨します。
スライムパンチの作り方と活用法のまとめ
以下はこの記事のまとめです。
- 原料は次亜塩素酸塩、界面活性剤、水酸化カリウムの3成分
- 自作にはハイターと片栗粉を使うレシピがある
- 自作ジェルは壁面にも密着しやすく使いやすい
- 成分比を誤ると洗浄力が不十分になる可能性がある
- 放置時間は30分から60分が目安
- 長時間の放置は素材を傷める原因となる
- 強力な洗浄剤のため、安全装備の着用が必要
- 酸性洗剤と混ぜると有害ガスが発生する恐れがある
- 効果が出ない原因は汚れの深さや使用方法の誤りにある
- 類似品と比較すると密着性と洗浄力に優れる
- ホームセンターでは一部店舗で販売されている
- コメリ通販では購入可能である
- 山新でも一部取り扱いが確認されている
- 一部通販でお試しサイズの購入が可能
- 使えない素材が多いため、使用前の確認が必須