洗濯洗剤を買いに行くと、アタック、アリエール、NANOX、ボールド…と種類が多すぎて、結局、今の自分に合う洗濯洗剤のおすすめってどれなんだろう?と悩んでしまうこと、ありますよね。
洗浄力最強をうたうアリエールプロクリーンや、LDKなどの雑誌で高評価なアタックZEROやNANOX one、いい匂いが続くボールドや香りつづくトップ、部屋干し用のアリエール部屋干しプラス、ドラム式(自動投入)対応の専用洗剤、さらには敏感肌や赤ちゃん用のさらさやヤシノミ洗剤まで…。
ウチは育ち盛りの子供がいて泥汚れが多いから洗浄力重視でアタック高浸透リセットパワーみたいな粉末がいいけど、コスパも気になる。日中留守がちで部屋干しの臭いをなんとかしたいからアタック抗菌EXかな?
とにかく計量が簡単なアリエール ジェルボールがいいなど、ご家庭の状況や求める条件によって、最適な答えは本当に変わってきます。
この記事ではそんな複雑な洗濯洗剤の選び方を、タイプ別の違いから、注目すべき成分、用途別の使い分けまで、できるだけわかりやすく整理していきます。
この記事を読み終わる頃には、きっとあなたにピッタリの洗剤を見つけるヒントが得られるはずです。ぜひ最後までお付き合いください!
- 液体・粉末・ジェルボール、3タイプのメリット・デメリット
- 汚れの種類(皮脂・泥・食べこぼし)やライフスタイルに合わせた選び方
- 部屋干しの臭いや香りの持続性など、特定ニーズに合う洗剤の特徴
- ドラム式や敏感肌用など、用途別の人気洗剤のおすすめポイント
失敗しない洗濯洗剤のおすすめな選び方
まずは基本の「キ」ですね。洗濯洗剤を選ぶとき、何を基準にしたらいいか、その「軸」を決めるのが大事かなと思います。タイプ、洗浄力、成分、そして香りやコストなど、押さえておきたい5つのポイントを詳しく解説します。
液体・粉末・ジェルボールの違い

まず最初に押さえておきたいのが、洗剤の「形状」です。現在、主流なのは「液体」「粉末」「ジェルボール」の3種類ですね。それぞれに得意なこと、苦手なことがあり、一長二短です。
どれが一番優れているというよりは、ご家庭の洗濯スタイルや、何を一番重視するかで使い分けるのが賢い選択かなと思います。
それぞれの特徴を一覧表にまとめてみました。
| タイプ | 代表的な商品例 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| 液体洗剤 | アタックZERO NANOX one アリエール 部屋干しプラス | ・水に溶けやすく、溶け残りがない ・中性洗剤も多く、おしゃれ着にも使える ・自動投入機能に対応しやすい | ・粉末に比べると洗浄力がマイルドな傾向 ・液だれでボトルが汚れやすい |
| 粉末洗剤 | アタック高浸透リセットパワー ニュービーズ 部屋干しトップ 除菌EX | ・洗浄力が高い(弱アルカリ性が主流) ・漂白剤や酵素が配合されたものが多い ・コスパが良い傾向にある | ・水温が低いと溶け残ることがある ・ドラム式では使いにくい場合も ・保管場所を取る |
| ジェルボール | アリエール ジェルボール ボールド ジェルボール アタックZERO パーフェクトスティック | ・計量が不要でとにかく楽 ・1粒に多様な成分を凝縮できる ・液だれやこぼす心配がない | ・洗濯物の量に応じた微調整ができない ・単価は比較的高めになりがち ・子供の誤飲に注意が必要 |
液体洗剤の特徴
今や最もスタンダードなタイプかもしれません。最大のメリットは、水に溶けやすいこと。特に水温が低い冬場でも溶け残りの心配がなく、すすぎ1回を推奨する製品(「アタックZERO」や「NANOX one」など)が多いのも特徴ですね。また、デリケートな衣類にも使える「中性」の製品が多いのも液体ならでは。ドラム式の自動投入機能を使っている方は、必然的にこのタイプになりますね。
粉末洗剤の特徴
昔ながらのタイプですが、その実力は侮れません。洗浄力に関しては、今でも粉末が最強という声が多いです。その理由は、粉末洗剤の多くが「弱アルカリ性」であり、酸性の皮脂汚れなどを強力に中和してくれるから。「アタック高浸透リセットパワー」や「部屋干しトップ 除菌EX」のように、漂白剤や酵素を配合しやすく、頑固な汚れや臭いに強い製品が多いのも魅力です。そして何より、1回あたりのコストが安い傾向にあるのは、家計に嬉しいポイントですね。
ジェルボールの特徴
第3の洗剤としてすっかり定着しました。「ポンと1粒入れるだけ」という圧倒的な手軽さ(タイパ=タイムパフォーマンス)が最大の武器です。P&Gの「アリエール ジェルボール」や「ボールド ジェルボール」が代表的ですね。計量の手間が一切なく、液だれや粉飛びとも無縁。最近は花王からも「アタックZERO パーフェクトスティック」というスティックタイプが出てきて、この手軽さ市場も活気づいています。ただし、洗濯物が少ない時に「半分だけ」といった調整ができないのが難点ですね。
私は普段、手軽な液体洗剤(アタックZEROの自動投入用)をメインにしつつ、汚れがひどいタオルや子供の運動着は「アタック高浸透リセットパワー」でガッツリ洗う、という感じで使い分けています。
洗浄力最強は?汚れで選ぶ

「とにかく洗浄力最強のものがいい!」という場合、注目したいのは「液性」と「配合成分」の2つのポイントです。
1. 液性(弱アルカリ性 vs 中性)
一般的な洗濯物の汚れ(皮脂、汗、油汚れ、食べこぼし)の多くは「酸性」の汚れです。理科の授業を思い出すかもですが、酸性の汚れを落とすには、反対の性質を持つ「弱アルカリ性」の洗剤が、汚れを中和して効率よく分解・除去してくれます。
- 弱アルカリ性: 洗浄力が高い。皮脂、汗、泥汚れに強い。代表例は「アタック高浸透リセットパワー」などの粉末洗剤や、「アリエール プロクリーン」のような洗浄力特化型液体洗剤。
- 中性: 洗浄力はマイルド。衣類へのダメージが少なく、色柄物やおしゃれ着向き。代表例は「アタックZERO」や「NANOX one」の標準タイプ、おしゃれ着用の「エマール」など。
もし、ご家庭の洗濯物が「作業着の油汚れ」「運動部の泥汚れ」「食べ盛りの子供の皮脂汚れ」といったガンコな汚れがメインなら、「弱アルカリ性」の粉末洗剤や、液体でも「アリエール プロクリーン」のような洗浄力特化タイプを選ぶのが、洗浄力の観点からは合理的かなと思います。
弱アルカリ性洗剤の注意点
洗浄力が高い反面、衣類への負担も大きめです。ウールやシルクといったデリケートな動物性繊維には使えません(タンパク質を痛めてしまいます)。また、色柄物が色あせしやすい場合もあるので、必ず洗濯表示を確認してくださいね。
2. 酵素(エンザイム)の有無
洗剤の裏の成分表を見ると「酵素」と書かれていることがあります。これは、特定の汚れをピンポイントで分解してくれるスグレモノです。「アタックZERO」や「アリエール」など、主要な洗剤の多くが「酵素パワー」をうたっていますね。
酵素にはいくつか種類があり、それぞれ得意な汚れが違います。(出典:日本石鹸洗剤工業会『③ 主要な添加剤と配合の工夫』)
- プロテアーゼ(タンパク質分解酵素): 血液、牛乳、卵、襟袖のアカ汚れなど。
- リパーゼ(脂質分解酵素): 皮脂、食べこぼしの油、化粧品など。
- アミラーゼ(デンプン分解酵素): ご飯粒、ソース、チョコレートなど。
- セルラーゼ(繊維素分解酵素): 繊維の奥に入り込んだ汚れや、毛羽立ちを抑える効果も。
最近の洗剤は、これらの酵素が複数配合されている「マルチ酵素」タイプが主流です。洗浄力重視なら、この「酵素」がしっかり配合されているかどうかもチェックしてみてください。
部屋干しの臭いを防ぐタイプ

部屋干し派の方にとって、あのイヤな生乾き臭は最大の敵ですよね…。私も梅雨時期は本当に悩みます。この臭いの原因は、洗濯で落としきれなかった汚れ(特に皮脂)をエサにして、乾くまでの間に雑菌(特に「モラクセラ菌」など)が増殖してしまうことです。
この対策としては、原因菌を「増やさない」「やっつける」ことが重要です。そこで選びたいのが、「抗菌」「除菌」「消臭」をうたった洗剤です。
代表的なのは、P&Gの「アリエール 部屋干しプラス」や、花王の「アタック抗菌EX 部屋干し用」、ライオンの「部屋干しトップ 除菌EX」などですね。
- 抗菌: 菌の増殖を「抑える」効果。干している間の菌の増殖を防ぎます。近年の液体洗剤の多くがこの機能を搭載しています。
- 除菌: 菌を「減らす」効果。「部屋干しトップ」などの漂白剤配合の粉末洗剤に多いですね。
- 消臭: 発生してしまった臭いを、化学的に中和したり、香りでマスキングしたりします。
根本的な解決を目指すなら、菌のエサとなる「汚れ」をしっかり落とすことが大前提。その上で、「抗菌」効果のある液体洗剤(アリエール 部屋干しプラスなど)で菌の増殖を抑えるのが、臭い対策の王道かなと思います。
漂白剤の併用も効果的
洗剤だけでは臭いが取り切れない場合、酸素系漂白剤(ワイドハイター EXパワーやオキシクリーンなど)を併用するのが非常におすすめです。特に粉末の酸素系漂白剤(オキシクリーンなど)は除菌力が高く、臭い対策に効果絶大ですよ。
蛍光剤や酵素など成分で選ぶ

洗浄力以外にも、仕上がりを左右する重要な成分がいくつかあります。特に知っておきたいのが「蛍光剤(蛍光増白剤)」です。
蛍光剤(蛍光増白剤)とは?
これは、汚れを落として白くするのではなく、「紫外線を吸収して青白い光を出す」ことで、見た目上の白さを増す染料の一種です。白いものをより白く、クッキリと見せる効果があります。
ワイシャツや白いTシャツ、学校の体操服などを「真っ白!」に洗い上げたい場合には非常に有効ですね。「ニュービーズ」など、白さをウリにする粉末洗剤に配合されていることが多いです。
ただし、この「染料」というのがポイントで、注意も必要です。
蛍光剤の注意点
蛍光剤は「染料」なので、きなり(生成り)やベージュ、パステルカラーといった淡い色の衣類に使うと、本来の優しい色合いが白っぽく変わってしまうことがあります。風合いを大切にしたい衣類には使えません。
そうした衣類を洗う場合は、パッケージに「無蛍光洗剤」や「蛍光剤無配合」と書かれた洗剤を選ぶのがおすすめです。赤ちゃん用の「さらさ」や、おしゃれ着用の「エマール」、「アタックZERO」や「NANOX one」などの主要な液体洗剤の多くも、無蛍光ですね。
その他、先ほども触れた「酵素」や、シミ抜きに強い「漂白剤」が元から配合されている洗剤(アタック高浸透リセットパワーなど)もあります。自分がどんな仕上がりを求めているかで、これらの成分の有無をチェックするのがいいですね。
いい匂いが続く洗剤は?

洗濯は、香りも楽しみの一つですよね。「干すときや畳むときに、いい匂いがすると癒される」という方も多いと思います。
香りを重視するなら、P&Gの「ボールド」のように、柔軟剤の機能が一体になった洗剤(柔軟剤入り洗剤)が手軽かなと思います。「ボールド ジェルボール 華やかプレミアムブロッサムの香り」などは、名前の通り華やかな香りが特徴です。これらは香りカプセルなどが配合されていて、乾いた後や服が擦れたときにも香りが続くように工夫されています。
また、ライオンの「香りつづくトップ」のように、香りの持続性に特化したブランドもありますね。最近はフローラル系だけでなく、サボン(石鹸)系やグリーン系など、香りのバリエーションも豊富です。
ただ、香りの好みは本当に人それぞれ。テスターなどで確認するのが一番ですが、なかなか難しいですよね。
香りが苦手な方や、柔軟剤で香りを楽しみたい方は
逆に「洗剤の香りは不要」「お気に入りの柔軟剤(レノアやソフランなど)の香りを邪魔したくない」という方もいると思います。その場合は、香りがマイルドな洗剤や、「無香料」タイプの洗剤を選ぶのがおすすめです。ライオンの「NANOX one 無香料」や、サラヤの「ヤシノミ洗剤」などが選択肢になりますね。
コスパで選ぶなら粉末?
毎日使うものだから、やっぱりコストパフォーマンス(コスパ)も気になります。「1回の洗濯あたり、いくらかかるか?」は重要な指標です。
一般的に、1回あたりの洗濯コストが最も安いのは「粉末洗剤」の傾向があります。「アタック高浸透リセットパワー」や「ニュービーズ」などの大容量の箱で売られていることが多いですし、洗浄力が高いので規定量(あるいはそれ以下)で済むケースも多いからです。
液体洗剤は、本体ボトルは割高ですが、「アタックZERO」や「アリエール」の詰め替え用の大容量パック(「超特大サイズ」や「メガジャンボサイズ」など)を選ぶと、1mlあたりの単価がぐっと下がり、コスパが良くなりますね。私も買うときはいつも一番大きい詰め替え用です。
ジェルボールは、計量の手間がなく楽(タイパが良い)な反面、1粒あたりの単価は他のタイプより高めになりがちです。ただし、液体洗剤でありがちな「つい入れすぎてしまう」といった無駄遣いや、こぼしたりするロスがない、という見方もできます。
業務用の選択肢について
洗濯の回数が非常に多いご家庭や、コインランドリー経営などをされている方向けに「業務用洗剤」もあります。確かに大容量で単価は安いのですが、保管場所に困るのがまず一つ。さらに、洗浄力が家庭用とは比較にならないほど強かったり、香りが独特だったりする場合もあるので、一般家庭で安易に手を出すのは少し注意が必要かな、と私は思います。
用途別!洗濯洗剤のおすすめランキング

選び方の基本がわかったところで、ここからは「こんな人には、こんな洗剤がおすすめかも?」という、具体的な用途やニーズに合わせたおすすめの考え方を紹介します。「ランキング」形式といっても、順位付けではなく、私Toshiの注目ポイント、という感じで気軽に見てくださいね。
ドラム式(自動投入)対応の洗剤
ドラム式洗濯機、特に最近増えている「液体洗剤・柔軟剤 自動投入」機能を使っている方は、洗剤選びに少しコツがいるかもしれません。
ドラム式と泡立ちの関係
ドラム式洗濯機は、少ない水で衣類をたたき洗いするのが特徴です。そのため、泡立ちが良すぎる洗剤(特に粉末など)は、泡がクッションになってしまい、たたき洗いの効果が弱まって洗浄力が落ちることがあると言われています。また、泡が多すぎると、すすぎ残りの原因になったり、センサーが誤作動したりすることも。
そのため、ドラム式には「アタックZERO ドラム式専用」や「NANOX one ドラム式専用」のように、泡立ちを抑えた(低泡性)ドラム式向けの液体洗剤が推奨されることが多いですね。
自動投入機能と専用洗剤
自動投入機能は本当に便利ですが、タンクに長期間洗剤を入れておくことになります。花王の「アタックZERO 自動投入専用」や、ライオンの「NANOX one 自動投入洗濯機専用」は、まさにそのための製品ですね。
これらは、通常の液体洗剤よりも高濃度に作られていて少ない量でも高い洗浄力を発揮したり、タンクの中で長期間保管しても変質したり固まったりしにくいように(粘度などが)調整されているようです。
もちろん、通常の液体洗剤(アタックZEROやアリエールなど)も使えますが、メーカーが「自動投入に最適」として開発した専用品のほうが、やはり安心感はあるかなと思います。
ドラム式洗剤の選び方については、ドラム式洗濯機に最適な洗剤の選び方【自動投入の注意点】でも詳しく解説しています。
敏感肌や赤ちゃん用の無添加洗剤

赤ちゃんの衣類や、肌がデリケートなアトピー体質の方などの衣類を洗うときは、洗剤の成分が気になりますよね。
そういったニーズに応えるのが、「無添加」や「赤ちゃん用」と表記された洗剤です。P&Gの「さらさ」や、サラヤの「ヤシノミ洗剤」、シャボン玉石けんの「スノール」などが有名ですね。最近はドイツの「sonett(ソネット) ナチュラルウォッシュリキッド」のようなオーガニック系洗剤も人気があります。
これらは一般的に、肌への刺激が懸念される以下の成分を配合していないことが多いです。
- 蛍光剤(蛍光増白剤)
- 漂白剤
- 着色料
「さらさ」や「ヤシノミ洗剤」は、これらに加えて香料なども控えめか、無添加になっています。洗浄力は、通常の洗剤に比べるとマイルドな傾向がありますが、そのぶん肌への刺激が少ないとされる設計になっています。
「無添加」=「刺激ゼロ」ではありません
「無添加」や「植物由来」、「オーガニック(ソネットなど)」と書かれていても、すべての人にアレルギーや肌トラブルが起きないわけではありません。特定の植物成分が合わない、というケースもあります。あくまで一つの目安として考え、もし肌に合わないと感じたら使用を中止し、場合によっては皮膚科専門医にご相談くださいね。
アタックとアリエールの違いは?
洗濯洗剤の二大巨頭といえば、花王の「アタック」とP&Gの「アリエール」。どちらも素晴らしい製品ですが、得意分野やコンセプトに少し違いがあるかなと私は感じています。
花王 アタックシリーズ
アタックは、日本の洗濯環境(水質、洗濯機、汚れの種類)を深く研究している印象です。主力製品の「アタックZERO」は、汚れや臭いが繊維の奥に蓄積するのを防ぐ「菌の隠れ家」へのアプローチなど、独自の技術が光ります。洗浄力、消臭力(「アタック抗菌EX」など)、使いやすさ(「自動投入専用」や「パーフェクトスティック」)のバランスが非常に高いレベルでまとまっている優等生、というイメージですね。
P&G アリエールシリーズ
アリエールは、グローバル企業P&Gの知見を活かし、「菌」や「カビ」に対するアプローチが非常に強いイメージです。「洗濯槽のカビ防止」や「生乾き臭の徹底消臭(部屋干しプラス)」を前面に押し出していますね。洗浄力特化の「プロクリーン」や、手軽な「ジェルボール」を日本市場に定着させたのもアリエールであり、パワフルな洗浄力と衛生面を重視する方に刺さるブランドかなと思います。
使い分けイメージ
- アタック: 繊維の奥の皮脂汚れや化学繊維の汚れをしっかり落としたい(ZERO)。洗浄力と使い勝手のバランスを重視したい。
- アリエール: 部屋干しの臭いを絶対防ぎたい(部屋干しプラス)。除菌・抗菌性能を最重要視したい。洗濯槽の衛生も気になる。
もちろん、これはあくまで私の個人的なイメージです!どちらのブランドも総合力は非常に高いですし、製品ラインナップも多岐にわたります。最終的には好みや、その時の特売価格で選ぶのも全然アリですね。
LDKで高評価の洗剤は?
「テストする女性誌」として人気の『LDK』(エル・ディー・ケー)は、私たち消費者にとって、洗剤選びの頼れる参考情報源の一つですよね。私も新製品が出るとついチェックしてしまいます。
LDKのテストは、メーカーへの忖度なしのガチ検証(特に洗浄力テスト)が魅力です。人工的に付けた皮脂汚れや食べこぼしのシミが、どれだけ落ちたかを比較する企画は説得力があります。記事広告ではないので、信頼できる情報源としてチェックしている方も多いと思います。
LDKで「ベストバイ」などの高評価を得る洗剤は、やはり「洗浄力」と「消臭力」が突出している製品が多い印象です。「アタックZERO」シリーズや「NANOX one」シリーズ、洗浄力特化の「アリエール プロクリーン」などが、年度やカテゴリによって高評価を得ているのをよく見かけます。また、スティック洗剤の「アタックZERO パーフェクトスティック」が洗浄力で高評価を得ていたのも印象的でした。
ただし、LDKの評価を鵜呑みにする前に、一つだけ注意点があります。それは、LDKの評価はあくまで「LDKの定めた基準(主に洗浄力・消臭力・コスパ)」での評価だということです。
「香りの強さ」や「肌へのやさしさ」、「ボトルのデザインや使いやすさ」といった点は、評価軸に入っていないか、入っていても比重が低い場合があります。洗浄力は最高でも、香りが強すぎて自分(ボールドや海外製など)には合わなかった…ということもあり得ます。
LDKの評価は「洗浄力の一つの客観的な目安」として大いに参考にしつつ、最後はご自身が重視するポイント(香り、肌へのやさしさなど)と照らし合わせて判断するのが、失敗しないコツかなと思います。
総合的な洗濯洗剤のおすすめはこれ
ここまで色々な選び方や製品の特徴を見てきましたが、「総合的な洗濯洗剤のおすすめは結局どれ?」と聞かれたら、私はやっぱりこう答えるかなと思います。
「最強の万能洗剤は存在しない。あなたのライフスタイルに今、一番合うものが最良のおすすめです」と。
身も蓋もない結論ですみません!でも、これが洗剤に興味を持って色々試してきた私の、今のところの本音です。
例えば、泥汚れに対しては「アタック高浸透リセットパワー(粉末)」一択!
手軽さなら「アタックZERO(自動投入用)」がメインです。
ライフスタイル別・おすすめの軸(再掲)
もし今、あなたがどの洗剤を選ぶか迷っているなら、以下の軸で絞り込んでみてはいかがでしょうか。
- 一人暮らしで手間(タイパ)を最優先したい → 「アリエール ジェルボール」や「ボールド ジェルボール」。計量不要の楽さを一度体験すると戻れないかも。
- 育ち盛りの子供がいて泥汚れや汗臭がひどい → 「アタック高浸透リセットパワー」などの弱アルカリ性粉末洗剤。洗浄力とコスパはやはり魅力です。
- 日中は仕事で、夜洗濯して部屋干しがメイン → 「アリエール 部屋干しプラス」や「アタック抗菌EX 部屋干し用」。抗菌・消臭特化が頼りになります。
- 肌が弱く、赤ちゃんの衣類も一緒に洗いたい → 「さらさ」や「ヤシノミ洗剤」。無添加・中性・無蛍光の液体洗剤が安心ですね。
- ドラム式の自動投入機能をフル活用したい → 「アタックZERO 自動投入専用」や「NANOX one 自動投入洗濯機専用」。専用設計の安心感は大きいです。
まずはご自身の「これだけは譲れない」というポイントを1つか2つ、決めてみてください。
洗浄力なのか、香りなのか、手軽さなのか、それとも肌へのやさしさやコスパなのか。その軸が決まれば、数ある洗濯洗剤のおすすめの中から、きっとあなたにピッタリの1本が見つかるはずです。
この記事が、そのお手伝いになれば幸いです!

