ハウスクリーニングおすすめ業者の選び方！大手企業と個人業者の違いを解説

2025年11月3日

普段は自分でなんとかしているけど、年末の大掃除や季節の変わり目、来客前など、ここぞという時にはプロの力に頼りたくなりますよね。特にエアコンの内部、キッチンの換気扇（レンジフード）、浴室の根深いカビみたいな「大物」は、家庭用洗剤では限界を感じることも…。私も洗剤が好きで色々試してますが、やっぱりプロの専用機材と技術は別物だなと痛感することが多いです。

でも、いざハウスクリーニング業者を調べてみると、多すぎて迷いませんか？

「おそうじ本舗」さんや「ダスキン」さんのような大手から、「くらしのマーケット」で見つかる地域密着の個人店まで選択肢が豊富で、料金体系もバラバラ。「A社は安いけど、B社は高い。何が違うの？」と混乱してしまいます。

ランキングサイトを見ても、どれが本当に信頼できる情報なのか分かりにくいですし、特に一人暮らしの方や、初めてハウスクリーニングを依頼する方は、料金相場はいくらなのか、安い業者を選んで失敗しないか、実際の口コミや評判はどう見ればいいのか、不安な点も多いかなと思います。

この記事では、そんなハウスクリーニング選びの「どうしよう？」を解決するために、洗剤や掃除にちょっと詳しい私なりの視点で、具体的な業者さんの特徴を比較しながら、おすすめの業者の選び方や、後悔しないための比較ポイントを詳しくまとめてみました。プロの力を賢く借りて、スッキリきれいなお家を目指しましょう！

この記事のポイント

ハウスクリーニングの場所別・料金相場の目安
信頼できる業者の見分け方と口コミの賢い活用法
エアコンや換気扇など特にプロに頼むべき場所のポイント
大手企業と個人業者の違いやメリット・デメリット

ハウスクリーニングおすすめ業者の選び方

さて、ここからは具体的に、どうやって信頼できる業者さんを選べばいいか、私なりにチェックしているポイントをお話ししますね。料金の安さだけに飛びつかず、サービス内容の範囲、万が一の補償体制、そして「どんな人に向いているか」をしっかり確認するのが、満足のいく結果につながる大事なステップかなと思います。

ハウスクリーニングの料金相場を比較

まず、誰もが一番気になるのが「料金」ですよね。ハウスクリーニングの料金は、掃除する場所やその広さ、作業範囲、そして汚れ具合によってかなり変動します。同じ「浴室クリーニング」でも、A社では標準の「エプロン内部洗浄」が、B社ではオプション料金、なんてことも多いです。

一般的な目安として、人気のクリーニング箇所の料金相場と、作業時間の目安をちょっとまとめてみました。

場所別クリーニングの料金・時間目安

クリーニング箇所	料金相場の目安	作業時間の目安
エアコン（壁掛け・通常タイプ）	8,000円〜15,000円	1.5〜2時間
エアコン（お掃除機能付き）	15,000円〜25,000円	2〜3時間
換気扇（レンジフード）	13,000円〜20,000円	2〜3時間
浴室（お風呂）	15,000円〜25,000円	2〜3時間
キッチン全体（換気扇除く）	15,000円〜30,000円	3〜4時間
トイレ	8,000円〜15,000円	1〜1.5時間
洗面所	8,000円〜15,000円	1〜1.5時間

「お掃除機能付きエアコン」の料金が高いのは、構造が複雑で、分解や組み立てに専門知識と時間がかかるからだそうです。キッチン全体プランも、どこまで（吊戸棚の中、食洗機内部など）含まれるかは業者によって違うので、内容の確認が必要ですね。

セットプランも検討しよう

もし複数箇所をまとめてお願いしたいなら、「水回り3点セット（浴室・換気扇・トイレ）」のように、セットプランが用意されていることが多いです。個別に頼むよりも割安になるケースがほとんどなので、大掃除などで一気にキレイにしたい時にはおすすめですね。特に「カジタク」さんなどは、こうしたパック料金が明確で選びやすい印象です。

【料金に関する注意点】 上記の金額は、あくまで一般的な目安です。汚れがひどい場合（長年手つかずのカビや油汚れなど）や、特殊な設備（海外製の大型レンジフード、大理石の浴室など）の場合は、追加料金が発生することがあります。また、基本料金のほかに「出張費」や「駐車場代（実費）」が別途かかる場合もあります。必ず事前に総額での見積もりをもらい、作業範囲と料金をしっかり確認してくださいね。

安い業者の探し方と注意点

できるだけ安く抑えたい、という気持ちはよく分かります。私もついつい安い方を選びたくなります。その場合の主な選択肢は、マッチングサイトか地域の個人業者さんかなと思います。

マッチングサイト（くらしのマーケット等）

最近主流なのが、「くらしのマーケット」や「ユアマイスター」といったプラットフォームで、登録されている多くの業者さんを比較する方法ですね。

メリット：料金や口コミを一覧で比較でき、大手よりかなり安価な業者さんを見つけやすいです。地域密着の優良な個人店に出会えることもあります。
デメリット：業者の質が本当にピンキリです。口コミや実績を自分でしっかり見極める「目利き」が必要になります。

地域の個人業者

「地名＋ハウスクリーニング」で検索して、地域密着で運営している個人店を探す方法です。大手のような広告費がかかっていない分、良心的な価格設定のことがあります。

安さで選ぶ場合のチェックポイント

ただし、安さだけで選ぶのはちょっと待ってください。残念ながら、価格の安さとサービスの質が比例しないこともあり、トラブルになるケースも…。

損害賠償保険に加入しているか？ 万が一、作業中に物が壊れたり、床や壁に傷がついたりした場合の補償があるか、必ず確認しましょう。これは最低限の必須項目です。くらしのマーケットなどはサイト独自の補償制度もありますが、業者自身が加入しているかも確認したいですね。
追加料金はないか？ 「基本料金3,000円～」と安く見せかけて、当日になって「この汚れは特殊なので追加です」「この作業はオプションです」と言われるケースも…。見積もり時に「総額」と「作業範囲」を文書で確認することが大切です。
作業実績や口コミは十分か？ 安くても、作業が雑で汚れが落ちていなければ意味がないですよね。ビフォーアフターの写真や、具体的な口コミが少ない業者は慎重になった方がいいかもしれません。

実際に、国民生活センターにも「エアコン掃除を頼んだら壊された」「高額な追加契約を勧められた」といったハウスクリーニングに関するトラブルが寄せられています。（出典：独立行政法人国民生活センター『ハウスクリーニングのトラブルにご注意』）

「安いのには理由があるかもしれない」という視点で、保険や見積もり内容をしっかり確認するのが、失敗しないコツかなと思います。

大手ハウスクリーニング会社の特徴

テレビCMなどでおなじみの大手企業は、やっぱり安心感が違いますね。料金は個人業者さんより高めな傾向がありますが、それに見合うメリットも多いです。代表的な企業さんの特徴を、私なりにまとめてみました。

おそうじ本舗さん

業界最大手で、店舗数は全国No.1だそうです。私もよく見かけます。 特徴：全国どこでも頼みやすいのが最大の強みですね。エアコンクリーニングなどは、特許を取得した完全分解洗浄（プレミアムクリーニング）など、技術力にも定評があるようです。 こんな人におすすめ：「実績と知名度を重視したい」「地方だけど、しっかりした業者に頼みたい」という方に向いているかなと思います。

ダスキンさん

お掃除の老舗といえば、やっぱりダスキンさんですよね。モップのレンタルのイメージが強いですが、ハウスクリーニングももちろん主力です。 特徴：独自の厳しい研修制度を経たスタッフさんが来てくれる安心感があります。料金は他社と比べても高めな傾向ですが、その分、作業の丁寧さやマナーはピカイチという声もよく聞きます。 こんな人におすすめ：「料金よりも、とにかく信頼と品質を最優先したい」「老舗の安心感が欲しい」という方には鉄板の選択肢ですね。

※ IDを指定してください。

ベアーズさん

家事代行サービスで非常に有名ですが、ハウスクリーニングも専門チームが対応してくれます。 特徴：家事代行で培った「ホスピタリティ」や「接客マナー」のレベルが非常に高いと評判です。技術はもちろん、家に入ってもらう際の「気持ちよさ」も重視している印象ですね。 こんな人におすすめ：「技術だけでなく、スタッフさんの対応やマナーも重視したい」という方に、特におすすめできるかなと思います。

※ IDを指定してください。

カジタクさん（イオングループ）

イオングループが運営しているサービスで、安心感があります。 特徴：「浴室クリーニング〇円」といった分かりやすいパック料金制が魅力です。Webだけでなく、イオンの店頭で申し込める手軽さもいいですね。仕上がりに満足いかなければやり直してくれる「仕上がり満足保証」があるのも心強いです。 こんな人におすすめ：「料金体系が分かりやすい方がいい」「手軽に申し込みたい」「イオングループの安心感が欲しい」という方にピッタリだと思います。

【Toshi的まとめ】大手とマッチングサイト、どっちがいい？

安心・信頼・品質重視なら大手 （ダスキン、ベアーズ、おそうじ本舗、カジタクなど） → 初めてで不安な方、接客マナーも重視する方、安定した品質を求める方におすすめです。
価格・比較・口コミ重視ならマッチングサイト （くらしのマーケット、ユアマイスターなど） → 自分で口コミをしっかり比較検討できる方、少しでも安く抑えたい方、地域密着の業者を探したい方におすすめです。

口コミや評判のチェックポイント

業者選びで欠かせないのが、実際に利用した人の「口コミ」チェックです。特に「くらしのマーケット」のようなサイトは、個々の業者さん（作業員さん）に対するダイレクトな口コミが見られるのが強みですね。

ただ、口コミを鵜呑みにするのも危険。私が気をつけているのは、「良い評価」よりも「悪い評価」の内容をしっかり読むことです。

良い口コミの見方

「すごくキレイになりました！」だけだと、具体性がありません。「予約のメール返信が早かった」「作業前に丁寧に説明してくれた」「自分では落ちなかったカビがここまで落ちた」など、自分が重視するポイント（速さ、丁寧さ、仕上がり）について具体的に書かれているかをチェックします。

悪い口コミの重要性

悪い口コミは宝の山です。「仕上がりがイマイチだった」のか、「時間に遅れてきた」のか、「対応が高圧的だった」のか、問題がどこにあるかを把握します。自分にとって許容できる範囲の問題かどうかを判断する材料になります。

また、大手（特におそうじ本舗さんなどフランチャイズ展開している場合）は、担当する店舗やスタッフさんによって、対応や技術に差が出てしまう可能性もゼロではありません。口コミを見る際は、その点も少し頭に入れておくと良いかもしれません。

口コミのここを見る！

具体的な作業内容やビフォーアフターが書かれているか？（写真付きなら最高）
スタッフの対応（時間厳守、言葉遣い、質問への回答、養生の丁寧さ）について触れられているか？
悪い口コミがある場合、その原因は何か？（仕上がり、対応、料金トラブルなど）
業者からの返信は誠実か？（テンプレート的な謝罪でなく、個別の事案にきちんと対応しようとしているか）

星の平均点だけじゃなく、自分と似たような家族構成や家の状況（例：ペットがいる、小さい子がいる）の人のコメントを探してみると、すごく参考になりますよ。

失敗しない業者の選び方

ここまでのお話をまとめると、ハウスクリーニング選びで失敗しないためには、「料金」「技術」「対応」のバランスを見極めるための「比較」と「確認」がすごく大事だということですね。

私が業者さんを決める前に、必ずチェックしている項目を5箇条にまとめます。

業者選びで必ず確認したい5箇条

相見積もりを取る（最低2～3社） 料金だけでなく、見積もり書に記載されている「作業範囲」や「オプション」の内容、電話やメールでの「対応の速さ・丁寧さ」も比較検討しましょう。例えば、「安心の大手（ダスキンさんなど）1社」と「価格の（くらしのマーケット）2社」で比較すると、相場感と安心感のバランスが分かりやすいです。（※見積もりが無料かどうかも確認！）
損害賠償保険の加入 公式サイトの「会社概要」や「よくある質問」ページに「損害賠償保険加入済み」と明記されているか、必ず確認します。
作業範囲と追加料金の有無 「どこまでが基本料金」で「どこからがオプションか」の線引きを明確に。浴室の鏡のウロコ取りやエプロン内部洗浄は、意外とオプションの場合も多いので要注意です。
実績と口コミ リアルな声、特にネガティブな内容とその理由をしっかりチェックします。
担当者との相性（人柄） 見積もり時のやり取りは重要です。家の中に上がってもらうサービスなので、質問にていねいに答えてくれるか、不安を煽らず誠実に対応してくれるか、といった「人柄」も大事な判断基準です。

ちょっと面倒に感じるかもしれませんが、このひと手間が「プロに頼んでよかった！」という満足感につながるんだと思います。

ランキングサイトは信用できる？

ハウスクリーニングのおすすめランキング」で調べるとたくさんのサイトが出てきますよね。私も情報収集のために見ますが、ランキングの順位をそのまま鵜呑みにするのは危険かもしれません。

なぜなら、そうしたランキングサイトの多くは、広告収入（アフィリエイト）で運営されているからです。つまり、サイト運営者への紹介料が高い業者が、意図的に上位に表示されやすいという側面もゼロではないんですね。

もちろん、中には本当に公平な目線で徹底的に比較・検証している素晴らしいサイトもあります。見分けるのは難しいですが…。

目的別でハウスクリーニングをおすすめする箇所

業者選びのポイントがわかったところで、次は「どこを頼むか」ですね。家全体をピカピカにできたら最高ですが、予算もありますし…。ここでは、「自分（家庭）でやるのは難易度が高い」「プロに頼むと満足度が特に高い」と私が感じている、おすすめの箇所をピックアップしてみました。

エアコンクリーニングの費用と時期

夏や冬にフル稼働するエアコン。内部はホコリや湿気で、カビの温床になりがちです…。フィルター掃除は自分でできても、奥にある「アルミフィン」や「送風ファン」まではとても無理ですよね。

費用相場： 通常タイプ 8,000円～ / お掃除機能付き 15,000円～ おすすめ時期： 本格稼働前の「春（4～5月）」か「秋（9～10月）」

なぜプロに頼むべき？

市販のエアコン洗浄スプレーもありますが、あれは表面的な汚れしか取れず、すすぎが不十分だと逆にカビの栄養になってしまったり、洗剤が電装部品にかかって故障の原因になったりするリスクがあります。

プロは高圧洗浄機を使って、大量の水で奥のカビや汚れごと洗い流してくれます。「おそうじ本舗」さんや「カジタク」さんなど、多くの業者が「お掃除機能付き」の割高なプランを用意しているのは、この分解が素人には難しく、大変だからなんですね。仕上がりが全く違いますし、カビ臭さがなくなると、部屋の空気も気分も本当にスッキリしますよ。

夏本番（6～8月）は予約が殺到して料金も高くなりがちなので、比較的予約が取りやすく、キャンペーン価格が出やすい春・秋に依頼するのが賢い選択かなと思います。

（エアコンのフィルターなど、自分でできる範囲のエアコン掃除の方法については、こちらの記事でも少し触れていますが、内部洗浄はやっぱりプロが安心ですね）

換気扇（レンジフード）の掃除

キッチンの換気扇、手ごわくないですか？油とホコリが混じって、ギトギトのベトベト…。特に「シロッコファン」という筒状のファンは、羽一枚一枚を掃除するのが本当に大変です。

筆者

私も以前、自分で分解掃除に挑戦しましたが、パーツはベタベタになるし、シンクは油まみれになるしで、半泣きになりました。

費用相場： 13,000円～20,000円

油汚れを放置するデメリット

ギトギトの油汚れを放置すると、換気効率が低下して電気代が余計にかかったり、部屋にニオイがこもりやすくなったりします。最悪の場合、溜まった油に調理中の火が引火するリスクも…。

「ダスキン」さんなどでは、専用の薬剤と機材（つけ置き槽）で、ファンやフィルターの油汚れを化学的に分解・乳化させてから洗い流します。これは家庭ではなかなか真似できません。換気効率が劇的に改善することも多いので、1〜2年に一度はお願いしたい場所ですね。

（手ごわい油汚れ対策に、換気扇の油汚れに効く洗剤レビューも書いていますので、よければ日頃のお手入れの参考にどうぞ）

※ IDを指定してください。

浴室クリーニングでカビを撃退

浴室は、汚れのデパートみたいな場所です。「黒カビ（パッキンなど）」「水アカ（鏡のウロコ、蛇口）」「皮脂汚れ（床や壁）」「石鹸カス」…。これらが複合的に絡み合っていて、一筋縄ではいきません。

費用相場： 15,000円～25,000円

汚れの種類で洗剤を使い分けるプロの技術

プロは、これらの汚れの種類に応じて、水アカ用の「酸性洗剤」、皮脂汚れ用の「アルカリ性洗剤」、カビ用の「塩素系漂白剤」などを的確に使い分けます。（※家庭でこれをやると「混ぜるな危険」のリスクも高いです）

特に、エプロン（浴槽の側面カバー）の内部は必見です。普段見えない場所ですが、開けてみると髪の毛やカビで大変なことになっている場合が多いんです。プロはこういう見えない場所も高圧洗浄などで徹底的にキレイにしてくれます。「ベアーズ」さんなど、業者によってはカビ防止コーティングをオプションで提供していることもありますね。カビの根本対策になりますよ。（※エプロン内部洗浄はオプションの場合もあるので確認してくださいね）

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一人暮らしにおすすめのプラン

一人暮らしだと、平日は仕事で忙しくて掃除にかける時間がなかったり、掃除道具を一式揃えるのが面倒だったりしますよね。そんな方には、「水回りセットプラン」がすごくおすすめです。

「キッチン＋換気扇＋浴室＋トイレ」など、汚れやすい水回りをまとめてお願いできるプランで、個別に頼むより割安になることが多いです。「カジタク」さんの『水回りパック』のように料金が明確なものや、「くらしのマーケット」で安い業者さんを探す、もしくはユアマイスターさんが、費用を抑えたい一人暮らしの方にはピッタリかなと思います。