梅雨時期や夏本番前になると、エアコンクリーニングって気になりますよね。どうせ頼むなら信頼できるところがいいな、と考えると「ダスキン」が候補に挙がる方も多いと思います。ですが、いざネットで調べてみると「ダスキン エアコンクリーニング ひどい」なんていう、ちょっと不安になる言葉も見かけませんか?
せっかくプロにお願いするんだから、「料金が高いわりに汚れが残っている」とか、「作業後にカビ臭さが取れない」なんてことになったら、本当にがっかりですよね。中には、作業後に水漏れしたとか、最悪壊されたみたいな深刻な話も見かけますし、もし作業に来るのが経験の浅い下請け業者さんだったら、技術のバラつきやスタッフの態度も気になるところです。
この記事では、そういったダスキンのエアコンクリーニングに関するネガティブな評判の真相や、実際の利用者の声、そしてダスキン側の体制や保証について、私なりにしっかり調べたことをまとめてみました。ダスキンに頼もうか迷っている方の不安が、少しでも解消できればうれしいです。
- 「ひどい」と言われる具体的な口コミの内容とその背景
- 「満足した」という良い評判とダスキンの強み
- 他社と比較した料金やサービス(ドレンパン洗浄など)の実態
- ダスキンの研修体制や万が一の時の保証内容
ダスキンエアコンクリーニングはひどい?口コミと評判

まずは、皆さんが一番気になっている「ひどい」という具体的な口コミや、逆に「良かった」という声、そして料金について、もう少し深く掘り下げて見ていきましょう。
実際の利用者の悪い口コミ
ネットやSNSを調べてみると、ダスキンのエアコンクリーニングに関して、いくつかネガティブな口コミが見つかるのは事実ですね。大手で注目度が高い分、いろんな声が集まりやすいという側面もあると思います。具体的には、以下のような声があるようです。
【見受けられるネガティブな口コミの例】
- 臭い・汚れ残り: 「クリーニングしてもらったはずなのに、運転し始めたらまだカビ臭い」「吹き出し口を覗き込んだら、ファンの奥に黒い汚れが残っていた」
- 対応: 「スタッフさんの態度が少し高圧的に感じた」「作業は早かったけど、少し雑に感じた」
- 故障・トラブル: 「作業後にエアコンのルーバー(風向きの羽)がうまく動かなくなった」「数日後にエアコン下から水漏れが発生した」
- 料金: 「やっぱり料金が高い。見積もりにない駐車料金も請求された」「他の業者なら2台できた金額だった」
特に「料金が高い」という点は、多くの方が感じるポイントのようです。やはり業界の相場と比べると高めの設定なので、その分、仕上がりやサービスに対する期待値も自然と高くなります。
だからこそ、「この金額を払ったのに、臭いが取れない?」とか「スタッフの対応がイマイチ…」となると、期待を裏切られたと感じて「ひどい」という強い不満につながりやすいのかもしれませんね。
また、故障や水漏れといったトラブルは、頻繁にあるわけではないと思いますが、ゼロではないようです。これについては、後ほど「申込み前の注意点」でも詳しく触れたいと思います。
逆に良かったという評判は?

もちろん、ネガティブな声ばかりではありません。むしろ、「頼んでよかった」「さすがダスキン」という満足の声も、口コミの総数としては非常に多く見つかります。
【見受けられるポジティブな評判の例】
- 技術力・仕上がり: 「作業後の汚水を見せてもらったら、墨汁みたいに真っ黒で驚いた。カビ臭さが完全になくなって、空気までスッキリした」
- スタッフの対応: 「作業スタッフさんが、作業前に『これからこういう作業をします』と丁寧に説明してくれた」「家財道具が汚れないよう、養生を徹底してくれて安心した」
- 安心感: 「大手だから何かあっても保証がしっかりしていると思って選んだ。作業も手際が良く、さすがプロだと感じた」
やはり「圧倒的な汚れ落ち=仕上がりのキレイさ」と「教育されたスタッフの丁寧な対応」を評価する声が多い印象ですね。
特に「養生」は、クリーニングの品質を左右する大事なポイントです。エアコン周りの壁や床、近くにある家具などを汚さないよう、専用のシートで徹底的にカバーしてくれる丁寧な作業は、ダスキンの強みかなと思います。エアコンクリーニングは専門技術が必要なので、プロにしっかりやってもらえた、という満足感が大きいようです。
料金は高い?他社との比較
先ほども少し触れましたが、ダスキンの料金は、他のエアコンクリーニング専門業者と比較すると「やや高め」の価格設定になっていることが多いです。
例えば、テレビCMでもおなじみのおそうじ本舗さんや、くらしのマーケットなどで探せる地域の専門業者さんと比べると、同じ機種でも1台あたりの料金に数千円の差が出ることがあります。
| 業者 | 通常タイプ | お掃除機能付き | 備考 |
|---|---|---|---|
| ダスキン | 約15,000円~ | 約25,000円~ | 抗菌コート等がセットの場合あり。価格はやや高め。 |
| おそうじ本舗 | 約12,000円~ | 約20,000円~ | 防カビ仕上げが標準。価格は中間的。 |
| 地域の業者 (くらしのマーケット等) | 約8,000円~ | 約13,000円~ | 業者により技術・保証は様々。価格は安め。 |
【料金に関するご注意】
上記の金額は、あくまで私が調べた一般的な目安です。
エアコンの機種(特にお掃除機能付きはメーカーや型番で変動大)、お住まいの地域、駐車料金の有無、キャンペーンの適用などによって、実際の金額は大きく変動します。
必ず、複数の業者から正式な見積もりを取って比較・検討してください。
では、なぜダスキンは高めなのでしょうか?
これは私の推測も入りますが、しっかりとした研修制度にかかるコスト、専用に開発された機材や洗剤の費用、そして後述する「満足保証制度」といった手厚いアフターフォローなどが、価格に反映されているからかなと思います。
この価格差を「安心料」「品質料」として納得できるかどうかが、ダスキンを選ぶかどうかの大きなポイントになりそうですね。
臭いが取れない時の原因

「クリーニングしたのに臭いが取れない」というのは、一番がっかりするケースですよね。お金を払った意味が…となってしまいます。これには、いくつか原因が考えられます。
1. 汚れ(カビ)が完全に落ちきっていない
エアコン内部は非常に構造が複雑です。特に「シロッコファン(風を送る筒状のファン)」の羽の裏側や、「熱交換器(アルミフィン)」の奥深くは、カビが残りやすい場所です。
プロが高圧洗浄機を使っても、構造上どうしても水圧が届きにくい箇所ができてしまい、100%完璧にカビを除去するのが難しい場合もあるようです。特に長年クリーニングしていなかったエアコンは、カビが深部まで根を張っていることがあります。
2. ドレンパンの洗浄が不十分
エアコン内部の結露水(冷房時に出る水)を受け止める皿が「ドレンパン」です。ここは常に湿っていて、ホコリとカビの温床になりやすい、エアコン内部で最も汚れる場所の一つです。
この「ドレンパン」をエアコン本体から取り外して丸洗いするのか、それとも取り付けたままの状態で洗浄するのかは、業者やプランによって異なります。取り付けたままの洗浄だと、どうしても隅々まで洗浄しきれず、カビが残りやすいんですね。この点は後ほどダスキンの対応についても触れます。
3. エアコン本体以外の原因
意外な盲点ですが、エアコン本体がキレイになっても臭いが取れない場合、他の原因が考えられます。
- ドレンホースの詰まり・汚れ: 結露水を外に排出する「ドレンホース」の内部にヘドロやカビが溜まっている。
- 排水口からの臭いの逆流: ドレンホースの先端が、排水溝や側溝の近くにある場合、そこから悪臭が逆流してくる。
- お部屋の生活臭: タバコやペット、料理などの臭いが壁紙やカーテンに染み付いており、それがエアコンの風で循環している。
せっかく掃除したのに臭いが残ったらショックですから、特にカビの温床になりやすいドレンパンの洗浄が標準作業に含まれているか、オプションなのかは、見積もり時に確認した方が良い重要なポイントだと思います。
クリーニングで壊された事例

「壊された」「水漏れした」という口コミも、とても心配になりますよね。これは絶対に避けたいトラブルです。
古い機種(製造から10年以上)は要注意
エアコンも家電なので、長年使っているとプラスチック部品が紫外線の影響などで劣化し、もろくなっています(弾力がなくなってパキパキになるイメージです)。
そこに高圧洗浄の水圧がかかったり、部品を分解・組み立てしたりする際のわずかな力で、ルーバー(風向きを変える羽)が割れたり、ツメが折れてうまく動かなくなったりするリスクが高まります。
また、メーカー側も製造終了から一定期間(約10年)が過ぎると、交換用の部品を持たなくなってしまいます。つまり、万が一壊れても修理ができないのです。
そのため、多くの業者では「製造から10年以上経過したエアコン」は、クリーニング自体を断るか、「作業中に破損しても保証(補償)の対象外」という同意書にサインした上での作業になることがほとんどです。
電装部品への浸水リスク
また、エアコンの右側(機種によりますが)には、動作を制御する基板などの「電装部品」が集まっています。作業時はそこを厳重に養生しますが、万が一洗浄水がかかってしまうと、ショートして故障する、というケースもゼロではありません。
他にも、養生が不十分で周りの壁や家具に汚水が飛んでしまったり、ドレンホースの接続が甘く、作業後に水漏れが発生したりする可能性も考えられます。
万が一の故障に備えて、作業前に必ずエアコンが正常に動くか(冷房・暖房・風向など)をスタッフさんと一緒に確認し、保証内容をしっかり確認しておくことが本当に大切ですね。
「ひどい」と言われる理由とダスキンの実態

ネガティブな口コミがある一方で、ダスキンは業界最大手であり、多くの人に選ばれ続けているのも事実です。「ひどい」と言われる背景と、ダスキン側の実際の取り組み(強み)について、もう少し深く調べてみました。
スタッフの技術力と研修体制
「ひどい」という口コミの中には、「来たのが下請け業者の人だった」「スタッフによって対応が違った」というものを見かけることがあります。業者さんによって技術やマナーにバラつきが出たら嫌ですよね。
その点、ダスキンは基本的に「下請け」を使わず、自社(またはフランチャイズ加盟店)の研修を受けたスタッフが対応する体制をとっているようです。これは大きな安心材料です。
ダスキンの公式サイト(ダスキンSサーヴ100)などを見ると、技術研修やマナー研修の制度が非常に充実していることがわかります。独自のライセンス(認定資格)があり、それに合格した人でないと、お客様のお宅で「サービスマスター」として作業ができない仕組みになっているようです。
- 技術研修: エアコンの分解・組み立て、高圧洗浄機の使い方、機種ごとの注意点などを学ぶ。
- マナー研修: 訪問時の挨拶、言葉遣い、清潔な身だしなみ、養生の徹底など。
こうした教育コストをしっかりかけている点が、他社との大きな違いであり、高品質なサービスの維持につながっていると言えそうです。
とはいえ、ダスキンはフランチャイズ展開(コンビニと同じような仕組みですね)がメインです。そのため、運営している会社(加盟店)によって、多少のカラーの違いや、スタッフ個人の経験・技術力に差が全く無いとは言い切れないかもしれません。最終的には「人」による部分も出てくるのかな、とは思います。
ドレンパン洗浄はオプション?
先ほどの「臭い」の原因でも触れた「ドレンパン」の洗浄についてです。ここをどう洗うかは、クリーニングの品質に直結します。
ダスキンのエアコンクリーニング(壁掛けタイプ)では、ドレンパンは「取り付けたままでの洗浄」が標準となっているようです。
「え、外さないの?それじゃカビが残るんじゃ…」と不安になるかもしれませんが、ダスキンは「取り付けたまま」でも、専用のノズルや高圧洗浄の技術で、奥までしっかり汚れを洗い流すノウハウを持っている、ということだと思います。
ドレンパンを無理に取り外そうとすると、部品の破損リスクや水漏れリスクが高まるという側面もあります。特に「お掃除機能付き」エアコンは構造が複雑で、ドレンパンを外すのが非常に困難な機種も多いため、「取り付けたまま」を標準としている業者さんは結構多いんです。
もし、どうしてもドレンパンを取り外して丸洗いする「完全分解クリーニング」を希望する場合は、ダスキンの標準サービスとは別料金になるか、そもそも対応していない可能性があります。カビや臭いを徹底的にリセットしたい!と考えている方は、この「ドレンパンの洗浄方法」を、見積もり時にしっかり確認することをおすすめします。
満足度調査の結果(オリコン)

個人の口コミも大事ですが、客観的なデータも見てみたいですよね。
例えば、さまざまなサービスの利用者を対象に満足度を調査している「オリコン顧客満足度調査」では、ダスキン(サービスマスター)は非常に高い評価を得ています。
2024年の調査でも、「ハウスクリーニング エアコンクリーニング」部門で総合1位を獲得していました。
この調査では、「スタッフの対応」「作業員の技術力」「仕上がり」といった多くの項目で高い評価を得ています。
「ひどい」という厳しい声も確かにある一方で、実際には多くの利用者がダスキンのサービスに満足している、という客観的な証拠とも言えそうです。こうした第三者機関のランキングは、業者選びの公平な参考になりますね。
申込み前の注意点
ダスキンに依頼するにしても、他の業者に依頼するにしても、後で「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないために、事前にチェックしておくべきポイントをまとめます。
1. エアコンの製造年数と型番を確認する
まず、ご自宅のエアコンの「製造年数」と「型番」を確認しましょう。エアコン本体の下側や側面にあるシールに記載されています。先ほどお伝えした通り、製造から10年(または8〜9年)以上経っていると、保証対象外になったり、最悪の場合、当日に作業を断られたりする可能性が高いです。これはトラブル防止のために非常に重要なので、見積もり依頼時に必ず正確に伝えましょう。
2. どこまでが標準の清掃範囲か確認する
「エアコンクリーニング」と一口に言っても、サービス内容は業者によって様々です。「ドレンパン」や「シロッコファン」の洗浄方法はどうか?そして「防カビ(抗菌)コート」が標準料金に含まれているのか、それともオプション料金(+数千円)なのかは、必ず確認してください。見積もり書の内訳をしっかり確認することが重要です。
3. 追加費用の有無を確認する
「お掃除機能付き」エアコンは、内部構造が非常に複雑なため、通常タイプより1万円近く料金が高くなります。この判断を間違えると、当日に追加料金が発生します。また、当日の駐車スペースが無い場合のコインパーキング代や、汚れがひどい場合の追加料金など、見積もり金額以外に費用が発生しないかどうかも、事前に確認しておくと安心です。
安心の満足保証制度とは
ダスキンの価格が他社より高めな理由の一つが、この「サービスマスター 満足の保証」という手厚い制度があるからだと思います。
これは、万が一、クリーニングの仕上がりに満足できなかった場合に、やり直し(再サービス)をしてくれるという保証です。
作業が終わってエアコンがしっかり乾いた後に、「あれ?まだちょっとカビ臭いかも…」とか「吹き出し口を見たら汚れが残ってる…」と感じた時に、しっかり対応してもらえるのは大手ならではの大きな安心感ですね。
【保証利用時の注意点】
ただし、この保証を利用するには条件があるようです。
- 連絡期限: 公式サイトによると、サービス実施日から1週間以内に担当店へ連絡する必要があるようです。期限を過ぎると対応してもらえない可能性が高いので注意が必要です。
- 保証対象外: 部品の経年劣化によるものや、エアコン本体の機能(機械的)な問題による臭いなどは、保証の対象外となる場合があります。
詳細な条件については、必ず事前に公式サイトや見積もり担当者にご確認ください。
ダスキンエアコンクリーニングがひどいかの結論
ここまで、「ダスキン エアコンクリーニング ひどい」というキーワードについて、私なりに色々調べてきました。
結論として、ネガティブな口コミは確かに一部存在しますが、それは業界トップクラスの料金の高さからくる「期待値とのギャップ」や、ごく一部のトラブル事例が(大手だからこそ)目立ってしまっている可能性もあるのかな、と私は感じました。
実際にはオリコンの満足度調査で1位を獲得しているように、多くの人がその仕上がりやスタッフの対応に満足しています。独自の厳しい研修制度や、万が一の際の「満足保証制度」など、業界最大手としての「安心感」は非常に強いと思います。
「絶対にひどい業者」というわけでは決してなく、むしろ…
【ダスキンがおすすめな人】
・価格が多少高くても、安心と信頼を最優先したい人
・しっかり研修を受けた、マナーの良いスタッフに来てほしい人
・万が一の際の「やり直し保証」を重視する人
【ダスキンが向いていないかもしれない人】
・とにかく1円でも安くクリーニングを済ませたい人
・ドレンパンの取り外しなど「完全分解レベル」の洗浄を希望する人
最終的には、ご自身のエアコンの状況(年式や汚れ具合)やご予算に合わせて、ダスキンを含む複数の業者を比較検討するのが一番おすすめです。
必ず正式な見積もりを取って、サービス内容(特に清掃範囲)や保証内容にしっかり納得した上で依頼してくださいね。

