毎日のお風呂掃除、どの洗剤を使えばいいか迷っていませんか?多くの種類が販売されているバスマジックリンですが、「結局どれがいいの?」と疑問に思う方も多いでしょう。
この記事では、各シリーズの基本的な性能から、最強の洗剤と噂される製品の正体、人気のエアジェットやスーパー泡洗浄の特徴まで、あらゆる角度から徹底解説します。
さらに、ウタマロとバスマジックリンの違いや、スーパークリーン、アルコール成分プラスが廃盤になったのはなぜか、その後継品とスーパークリーンとの違いについても触れていきます。
購入前に知っておきたい注意点もあわせてご紹介しますので、あなたにぴったりの一本を見つけるための参考にしてください。
- 各バスマジックリンシリーズの特徴と違い
- 廃盤になった製品とその後継品に関する情報
- 汚れの種類や目的に合わせた最適な選び方
- 業務用と家庭用の違いや使用上の注意点

バスマジックリンはどれがいい?全種類を徹底比較
- バスマジックリンの現行品と全種類を紹介
- バスマジックリンは何が良い?人気の理由
- ウタマロとバスマジックリンの違いを解説
- シリーズ最高レベルの防カビ!スーパー泡洗浄
- こすらず速攻ピカピカ!エアジェットの実力
バスマジックリンの現行品と全種類を紹介

花王から発売されているバスマジックリンシリーズは、用途や香りの違いで複数の製品がラインナップされています。それぞれの特徴を理解することが、最適な一本を選ぶための第一歩です。
現在、主に流通しているのは「バスマジックリン 泡立ちスプレー」「バスマジックリン SUPER泡洗浄」「バスマジックリン エアジェット」の3つのシリーズです。ここでは、各シリーズの主な特徴を一覧表にまとめました。
シリーズ名 | 主な特徴 | 香り | 液性 |
---|---|---|---|
バスマジックリン 泡立ちスプレー | 豊かな泡で湯アカや皮脂汚れをしっかり落とすベーシックタイプ。こすり洗いにも向いています。 | シトラス系 | 中性 |
バスマジックリン SUPER泡洗浄 | 洗浄力に加え、ピンク汚れ・黒カビの発生を1週間防ぐ高い防カビ機能が特徴。浴そうの抗菌やウイルス除去も可能です。 | グリーンハーブ、アロマローズ、香りが残らないタイプ | 中性 |
バスマジックリン エアジェット | シリーズ史上最強の洗浄力。ムラなく広がる連射ミストで、浴槽や床のヌメリをこすらず30秒で洗浄します。 | ハーバルシトラス、フルーティフローラル、ハーバルクリア(除菌EX) | 弱アルカリ性 |
このように、基本的な洗浄力は共通していますが、付加機能によって得意なことが異なります。どの汚れを一番解決したいかを考えるのが、商品選びの近道です。
バスマジックリンは何が良い?人気の理由
バスマジックリンが長年にわたり多くの家庭で愛用されているのには、明確な理由があります。
最大の魅力は、やはりその高い洗浄力です。豊かな泡が汚れにしっかりと密着し、浴槽のザラザラやヌメリの原因となる湯アカや皮脂汚れを浮かせて分解します。1995年からは「泡の力でこすらず落とす」というコンセプトを打ち出し、お風呂掃除の負担を軽減してきました。
花王の公式サイトによると、バスマジックリンの泡は汚れに浸透し、浴槽の表面から汚れを引き剥がす仕組みとされています。このため、スプレーして少し時間を置くだけで、ゴシゴシこすらなくても汚れが流れ落ちやすくなるのです。(参照:花王公式サイト)
実際にメーカーの調査でも約8割の方が「こすっている」というデータがあるようです。しかし、それは「こすらないと不安」という気持ちからで、本来の性能を活かせば掃除はもっと楽になります。
また、泡切れが良く、すすぎが早い「時短すすぎ設計」も人気の理由です。忙しい毎日の中で、掃除時間を短縮し、節水にもつながるのは嬉しいポイントと言えるでしょう。

ウタマロとバスマジックリンの違いを解説

お風呂掃除用洗剤として、ウタマロクリーナーと比較されることも少なくありません。どちらも中性洗剤で使いやすく、洗浄力の面で大きな差はないとされています。
提供された情報によると、成分の違いは界面活性剤の配合率にあります。ウタマロクリーナーが5%であるのに対し、バスマジックリンは6%とされていますが、この1%の差が洗浄力に大きな違いをもたらすことは考えにくいでしょう。
では、どちらを選ぶべきでしょうか。選択のポイントは「使用範囲」です。
ウタマロとバスマジックリンの選び方
製品名 | おすすめの用途 | こんな方におすすめ |
---|---|---|
ウタマロクリーナー | キッチンや窓など、家中の様々な場所の掃除 | 家中を1本の洗剤で掃除したい方 |
バスマジックリン | 湯アカや石鹸カスなど、お風呂特有の汚れ落としやカビ予防 | お風呂掃除の効果を最大限に高めたい方 |
言ってしまえば、汎用性のウタマロ、専門性のバスマジックリンと考えると分かりやすいかもしれません。ご自身の掃除のスタイルに合わせて選ぶことをおすすめします。

シリーズ最高レベルの防カビ!スーパー泡洗浄
「バスマジックリン SUPER泡洗浄」は、洗浄だけでなく「予防」に特化した高機能シリーズです。
この製品の最大の特徴は、シリーズ最高レベルと謳われる防カビ機能にあります。公式サイトによると、ピンク汚れや黒カビの発生を1週間防ぐ効果があるとされています。既に発生してしまったカビを落とす力はありませんが、一度きれいにした状態を長くキープするのに役立ちます。
SUPER泡洗浄の主な機能
- ピンク汚れ・黒カビの発生予防
- 浴そうの抗菌効果(お湯をはるまで)
- ウイルス除去
- スポンジの除菌
これらの機能により、日々の掃除にプラスアルファの効果を求める方に最適です。特に、湿気が多くカビが発生しやすい環境にお住まいの方や、小さなお子様がいて衛生面を特に気にされるご家庭で活躍するでしょう。
香りは「グリーンハーブ」「アロマローズ」そして、香りに敏感な方向けの「香りが残らないタイプ」の3種類から選べます。

こすらず速攻ピカピカ!エアジェットの実力

「バスマジックリン エアジェット」は、「ラクして綺麗に」を極めたシリーズと言えるでしょう。
最大の特徴は、軽い力で引けるトリガーから噴射される「連射ミスト」です。腕を横に動かしながらスプレーするだけで、浴槽全体に洗剤をムラなく、かつ薄く広げることができます。
「こすらず30秒でOK」という手軽さが魅力です。浴槽のザラつきはもちろん、床のヌメリ汚れにも効果的で、掃除が面倒だと感じる方の強い味方になります。
洗浄力も「シリーズ史上最強」とされており、その秘密は液性が弱アルカリ性である点にあります。中性のバスマジックリンよりも、皮脂汚れなどの酸性の汚れに対して高い洗浄効果を発揮します。
ただし、他のシリーズに比べて価格が少し高めに設定されていることが多いようです。「時間と手間をかけたくない」「とにかく楽に掃除を済ませたい」というニーズに最も応えてくれる製品です。

用途別でわかる!バスマジックリンはどれがいいか
- 旧スーパークリーンとの違いはすすぎ性
- スーパークリーンは廃盤で後継品が登場
- アルコール廃盤はなぜ?後継品はある?
- バスマジックリンで最強の洗剤はどれ?
- 購入前に知りたい業務用と家庭用の注意点
- 結論!バスマジックリンはどれがいいか
旧スーパークリーンとの違いはすすぎ性

以前販売されていた「バスマジックリン SUPER CLEAN」から、現在の「バスマジックリン SUPER泡洗浄」へ切り替える際に、何が変わったのか気になる方もいるでしょう。
花王の公式Q&Aによると、最も大きな変更点は「すすぎ性の向上」です。洗浄力や泡立ちの良さは維持しつつ、泡切れが良くなるように改良されました。これにより、すすぎにかかる時間と水が節約でき、さらに使いやすくなったと言えます。
追加された新機能「スポンジ除菌」
もう一つの変更点として、スポンジの除菌機能が追加されました。よく絞ったスポンジにスプレーして5分放置後、洗い流すだけで手軽に除菌ができます。(参照:花王製品Q&A)
これらの理由から、旧製品のボトルに新製品を詰め替えることは推奨されていません。製品の性能を最大限に発揮させるためにも、新しい「SUPER泡洗浄」のボトルで使用することをおすすめします。
スーパークリーンは廃盤で後継品が登場
前述の通り、「バスマジックリン SUPER CLEAN」は生産を終了しており、現在は店頭で見かけることはほとんどありません。
その後継品として登場したのが、現在販売されている「バスマジックリン SUPER泡洗浄」です。
「SUPER CLEAN」は、”バスマジックリン史上最強”と謳われた洗浄力で、菌や黒カビ胞子に直接作用する点が特徴でした。その強力な洗浄力や、ヌメリ・ピンク汚れを防ぐコンセプトは、現在の「SUPER泡洗浄」にしっかりと受け継がれています。
もしあなたが「SUPER CLEAN」の愛用者で、後継品を探しているのであれば、迷わず「SUPER泡洗浄」を選んで問題ありません。すすぎ性が向上するなど、さらに使いやすく進化しています。
香りが残らないタイプも同様に後継品が発売されているため、以前の使い心地を求めている方も安心して新しいシリーズへ移行できます。
アルコール廃盤はなぜ?後継品はある?
除菌・抗菌効果の高さで人気があった「バスマジックリン 泡立ちスプレー 除菌・抗菌 アルコール成分プラス」ですが、こちらは2023年9月をもって製造を終了しました。
製造終了の明確な理由は公表されていませんが、メーカーの努力が至らず、という形で販売終了に至ったようです。ファンが多かった製品だけに、残念に思う声も少なくありません。
残念ながら、全く同じアルコール成分がプラスされた代替品は現在ありません。メーカーが代替品として推奨しているのは、「バスマジックリン SUPER泡洗浄 香りが残らないタイプ」です。
この代替品は、アルコール成分は含まれていませんが、除菌・抗菌効果を備えています。また、「香りが残らないタイプ」とされていますが、洗浄中はほのかにシトラス系の香りがし、すすぐと香りが消える仕様になっています。完全な無香料ではない点には注意が必要かもしれません。
それでも、除菌・抗菌効果を重視する方にとっては、最も近い選択肢となるでしょう。
バスマジックリンで最強の洗剤はどれ?
「最強の洗剤」という言葉は非常に魅力的ですが、バスマジックリンにおいては、何を「最強」と捉えるかで答えが変わってきます。
ケース1:菌由来の汚れを防ぐ「予防力」が最強
この場合、「バスマジックリン SUPER泡洗浄」が該当します。ピンク汚れやヌメリ、黒カビといった微生物が原因で発生する汚れを予防する力は、シリーズ最高レベルです。掃除後のきれいな状態を長く維持したい、衛生面を重視したいという方にとっては、これが最強の選択肢となります。

ケース2:日々の汚れを落とす「洗浄力」が最強
この場合は、「バスマジックリン エアジェット」が挙げられます。シリーズ史上最強の洗浄力を謳っており、液性が弱アルカリ性であることから皮脂汚れなど酸性の汚れに特に強いです。こすらず30秒で掃除が終わる手軽さも加味すると、掃除の時短と洗浄力を両立したい方にとって最強と言えるでしょう。

結論として、「予防」を重視するならSUPER泡洗浄、「洗浄スピードとパワー」を重視するならエアジェットが、それぞれ異なる意味での「最強」製品です。
購入前に知りたい業務用と家庭用の注意点

バスマジックリンには、大容量の業務用製品も存在し、インターネット通販などで一般消費者も購入可能です。コストパフォーマンスの高さから家庭での利用を検討する方もいますが、いくつか知っておくべき注意点があります。
まず、業務用と家庭用の最も大きな違いは「容量」です。業務用は4.5Lという大容量で販売されており、詰め替え用を頻繁に購入するよりもお得になる場合があります。
成分については、黄色のパッケージの標準的な「バスマジックリン」の場合、業務用と家庭用で成分の違いはありません。しかし、「ホテルバスマジックリン」のように、業務用にしかない特殊な製品も存在します。これは除菌・消臭効果が高められており、よりプロ向けの仕様です。
業務用品使用時の注意点
業務用製品には、通常スプレーボトルが付属していません。そのため、別途注ぎ口のノズルや、対応するスプレー容器を用意する必要があります。
また、メーカーは製品ごとに専用のスプレー容器を使用することを推奨しています。異なる製品のボトルに詰め替えると、本来の性能が発揮されなかったり、場合によっては変質したりする可能性も考えられるため注意が必要です。
結論!バスマジックリンはどれがいいか
以下はこの記事のまとめです。
- バスマジックリン選びは「何を重視するか」で決まる
- 基本的な湯アカや皮脂汚れには「泡立ちスプレー」で十分
- カビやピンク汚れの「予防」をしたいなら「SUPER泡洗浄」
- SUPER泡洗浄は除菌・抗菌・ウイルス除去も可能
- こすり洗いをしたくない、時短したいなら「エアジェット」
- エアジェットはシリーズ史上最強の洗浄力と連射ミストが特徴
- エアジェットはハーバルシトラスなど3種類の香りから選べる
- 旧「SUPER CLEAN」の後継品は「SUPER泡洗浄」
- 主な改良点はすすぎ性の向上とスポンジ除菌機能の追加
- 「アルコール成分プラス」は廃盤で、完全な代替品はない
- アルコール廃盤品の代替推奨品は「SUPER泡洗浄 香りが残らないタイプ」
- ウタマロとの違いは専門性で、お風呂特化ならバスマジックリン
- 業務用は容量が多く経済的だが、専用ボトルの使用が推奨される
- 自分の掃除スタイルとお風呂の悩みに合わせて最適な一本を選ぶことが大切
