くらしのマーケットが危ない？真相と安全な利用方法を紹介

ハウスクリーニングや不用品回収、出張カメラマンまで、いろんな「暮らしのサービス」をネットで簡単に予約できる「くらしのマーケット」。すごく便利そうですよね。

でも、いざ使おうと思って検索してみると、「くらしのマーケット 危ない」なんて、ちょっとドキッとするキーワードが出てきて、不安になる方も多いんじゃないでしょうか。

実際のところ、悪い口コミや評判は本当なのか、評価が高い口コミばっかりだけどサクラレビューはないのか。特にエアコンクリーニングや便利屋サービスで、高額な料金トラブルや施工ミスがあったらどうしよう…とか、登録している業者の質にばらつきがあって、万が一ひどい業者に当たってしまったら…と心配になるかもしれません。

「予約したのに業者と連絡がとれない」なんて話も聞くと、使うのをためらってしまう気持ち、すごく分かります。何を隠そう、私も最初はかなり慎重になっていました。

この記事では、そうした「危ない」と言われる理由や不安の真相を一つひとつ深掘りしつつ、どうすれば安全に「くらしのマーケット」を賢く活用できるのか、その具体的な対策や、万が一の時のための損害賠償制度、返金対応についても詳しくまとめてみました。

くらしのマーケットが危ないと言われる理由

まずは、どうして「くらしのマーケットが危ない」というネガティブなイメージが付いてしまったのか、その背景にある具体的な理由を深掘りしていきましょう。やっぱり一番気になるのは、実際の口コミや、具体的なトラブル事例ですよね。

悪い口コミや評判は本当か

「くらしのマーケットは危ない」という話の出どころを探ると、やはり悪い口コミやネガティブな評判に行き着くことが多いかなと思います。

実際に利用者の声を見てみると、もちろん「すごく親切だった！」「ピカピカになって感動した！」という感謝の声が大多数を占めているんです。でも、その一方で「約束の時間に遅れてきた」「作業が雑だった」「見積もり以外の費用を請求されそうになった」「態度が悪かった」といった厳しい意見も、探してみるとゼロではありません。

ただ、これは「くらしのマーケット」というプラットフォーム自体が悪いというよりは、そこに登録している一部の業者の問題であるケースがほとんどです。

くらしのマーケットは、例えるなら「巨大なショッピングモール」のようなもの。モール側（くらしのマーケット運営）が出店審査を行ってはいますが、何万ものお店（業者）が出店しているため、どうしてもサービスの質に差が出てしまうのは、構造上ある程度仕方ない部分かもしれません。

口コミの「総数」に注目しよう

評価が低い口コミ（星1や星2）を見つけると不安になりますが、その業者の口コミ総数にも注目してみてください。例えば、口コミ総数が500件あって、そのうち星1が数件ある場合と、総数が10件で星1が数件ある場合では、信頼度が全く違いますよね。

大切なのは、少数の悪い口コミだけを鵜呑みにせず、全体の評価数と内容のバランスを冷静に見極めることですね。

サクラレビューの見分け方

逆に「良い口コミばかりだと、サクラレビューじゃないか？」と疑ってしまうこともありますよね。評価が高すぎるのも、なんだか怪しく感じてしまう…。残念ながら、サクラレビューが絶対にいないとは、私にも断言できません。

でも、不自然なレビュー（サクラの可能性があるレビュー）には、いくつか特徴があるかなと思います。

サクラレビューを見分けるかもしれないポイント

• 評価が極端すぎる・内容が薄い: 「最高でした！」「完璧です！」の一言だけなど、具体性がなく、やたらと感情的な表現に偏っている。どんな作業の、どの部分が良かったのかが全く書かれていないものは要注意かも。
• 投稿時期が集中している: 特定の短い期間に、星5の口コミが不自然に連続で投稿されている。
• 文章が不自然: 日本語の言い回しが少しおかしかったり、他の口コミと内容が酷似していたりする。まるでテンプレートを使ったかのような文章は怪しいですね。
• 具体的な作業内容がない: どんな課題があって（例：エアコンのカビ臭がひどくて）、どんな作業をしてもらって、どう改善したのか、という具体的なエピソードが欠けている。

全部が当てはまるわけじゃないですが、こうした点に注意しつつ、「店長やスタッフの顔写真」や「実際の作業実績（ビフォーアフター）写真」がしっかり掲載されているかも合わせてチェックすると、その業者の「本気度」というか、信頼度が測りやすくなりますよ。

エアコンクリーニングのトラブル事例

ハウスクリーニングのカテゴリーの中でも、特に機材トラブルが目立ちやすいのがエアコンクリーニングかもしれません。精密機械ですからね。

よく聞くのは、こんな事例です。

• 作業後にエアコンが動かなくなった（故障・破損）: 一番怖いトラブルですね。高圧洗浄機で電装部品（基盤）を濡らしてしまったり、古い機種でパーツが劣化していて破損したり、といった原因が考えられます。
• 洗浄が不十分で、後からカビ臭がぶり返した: 見える部分だけキレイにして、内部のドレンパンやファンの奥の汚れが残っているパターンです。
• 養生が甘く、壁や床が汚れた、または濡れた: 作業の丁寧さに関わる部分ですね。高圧洗浄の水が飛び散って、壁紙にシミが…なんてことも。
• 高額な追加料金を請求された: 「お掃除機能付きエアコン」は内部構造が複雑なため、追加料金がかかるのが一般的ですが、その説明が事前にないまま作業後に請求されるケース。他にも「汚れがひどいから」と謎のオプションを勧められることも。

エアコンは、私たちの生活に欠かせない家電の一つ。料金の安さだけで飛びつくと、こうしたトラブルに巻き込まれやすいので、特に慎重に業者さんを選びたいところです。

業者の質にばらつきがある問題

これが「くらしのマーケット」を利用する上での、正直一番のネックであり、注意点かもしれません。

先ほども触れましたが、くらしのマーケットは、全国展開する大手企業から、夫婦で経営されているお店、個人事業主として独立したばかりの方まで、本当に多種多様な業者が登録できるシステムです。

もちろん出店には審査がありますが、その基準は「最低限のルールを守れるか」という部分がメインだと思われます。つまり、「技術力」や「接客スキル」までを厳格に保証するものではない、ということです。

それ自体は、価格競争が起きて私たち利用者が安くサービスを受けられたり、地域密着の業者さんを見つけられたりする大きなメリットでもあります。

ですが、裏を返せば「業者の質に、どうしてもばらつきがある」という現実につながります。

すごく丁寧で技術も知識も豊富な「アタリ」の業者さんもいれば、残念ながら経験が浅かったり、対応がずさんだったりする「ハズレ」の業者さんも混じっている可能性がある、ということです。

だからこそ、利用する私たち自身が「信頼できる業者をしっかり見極める目」を持つことが、何よりも重要になってきます。

便利屋の追加料金トラブル

エアコンクリーニングと並んで、特に「料金トラブル」に注意したいのが、「便利屋」や「不用品回収」のジャンルです。

これらのサービスは、エアコンクリーニングのように「1台○○円」と定額化しにくい、「作業内容が現場によって大きく異なる」という特徴があります。

「当日まで総額が分からない」リスクに注意

例えば不用品回収で、「軽トラ1台積み放題 10,000円！」と書かれていたとします。安い！と思って頼んだら…

• 「これはリサイクル家電なので別途処分費がかかります」
• 「マンションの3階から降ろすので階段料金が必要です」
• 「積み込み作業の人件費は別です」

…などと、作業当日に次々と追加料金を提示され、最終的に5万円も請求された、というトラブルは本当によく聞く話です。

便利屋サービスも同様で、「1時間 3,000円」のつもりで草むしりを頼んだら、予想以上に時間がかかって高額になったり、「道具代」を別途請求されたり、というケースもあります。

これを防ぐには、必ず作業前に「今回のケースでは、総額いくらになるのか」をメッセージ機能で確認し、その金額で確定させることが鉄則です。口頭ではなく、証拠が残るメッセージで行うのがポイントですね。

連絡がとれない時の対処法

「予約を確定させたのに、業者から事前の挨拶連絡がない」「作業当日になっても来ないし、電話もつながらない」…これは想像するだけで、本当に不安になりますし、怖いですよね。

特に個人事業主や小規模な業者さんの場合、一人で現場も事務もこなしていて、多忙で連絡が遅れてしまう…というケースもあります。最悪の場合、ダブルブッキングや予約を忘れていたり…なんてことも可能性はゼロではありません。

もし連絡がとれない状況になったら、まずは落ち着いて、以下のステップを踏んでみてください。

1. くらしのマーケットのメッセージ機能で連絡する: 電話がつながらなくても、メッセージは確認している場合があります。
2. 指定された時間待つ: 前日の確認連絡がルールになっている業者も多いので、まずはそのタイミングまで待ってみる。
3. 運営（カスタマーサポート）に相談する: それでも連絡がない、または当日に来ない場合は、すぐにくらしのマーケットの運営（カスタマーサポート）に相談しましょう。運営側から業者へ連絡を取ってくれるなど、対応を仲介してくれる場合があります。

とはいえ、一番の対策は、やはり予約前の段階で「問い合わせメッセージの返信が早いか」「言葉遣いが丁寧か」をしっかりチェックしておくことですね。レスポンスが悪い業者は、最初から避けるのが賢明です。

くらしのマーケットは危ない？安全対策

ここまで「危ない」と言われる理由をいろいろと見てきましたが、「じゃあ、やっぱり利用しない方がいいのかな？」と不安になってしまったかもしれません。

でも、私は「そんなことはない」と思っています。大切なのは、こうしたリスクや仕組みをちゃんと理解した上で、安全対策をしっかり講じて利用することです。ここからは、万が一のための補償制度や、他のサービスとの違い、そして最も重要な「安全な業者の選び方」を詳しく解説しますね。

施工ミスと損害賠償補償制度

「もし作業中にエアコンが壊されたら…」「高価な家具を傷つけられたらどうしよう…」という不安、ありますよね。

その点、くらしのマーケットは「業者と直接やり取りしてね」と丸投げしているわけではなく、「損害賠償補償制度」をちゃんと用意してくれています。

これは、くらしのマーケット経由で予約した作業が原因で、万が一、対人・対物事故（お客様の身体や財物に損害）が発生した場合に、保険が適用されるというものです。（※くらしのマーケットが保険に加入しており、その適用範囲内で補償される形です）

ただし、この制度は「何でもかんでも補償される」というわけではなく、いくつか重要な注意点があります。

損害賠償補償制度の主な注意点

• 全てのトラブルが対象ではない: 例えばエアコンの故障でも、故障の原因が「作業ミス」によるものか、「元々の経年劣化」なのか、判断が難しいケースもあります。経年劣化や元々の不具合は当然、対象外です。
• まずは当事者間（業者と利用者）での話し合いが原則: トラブルが起きたら、いきなり運営が補償してくれるわけではなく、まずは作業した業者と直接話し合い、解決を図る必要があります。
• 申請期限がある: トラブルが発生したら、すぐに（原則、作業日から7日以内など）くらしのマーケットの運営に報告する必要があります。時間が経ちすぎると対応してもらえません。
• 補償には上限額がある: 無制限に補償されるわけではなく、定められた上限額（例：最高1億円など）の範囲内での対応となります。

（出典：くらしのマーケット 損害賠償補償制度）

この制度があるから「絶対安心！」というよりは、「万が一の時のお守り」として、こういう制度があることを知っておく、という感じが良いかもしれません。詳しい適用条件や最新の情報は、利用前に必ず公式サイトでご自身で確認してくださいね。

返金や再施工は可能か

「仕上がりがどう見ても雑…汚れが残ってるから、返金してほしい」「やり直してほしい（再施工）」という場合、どうなるのでしょうか。

これも基本的な流れは、損害賠償と同じです。まずは作業した業者との直接交渉になります。

良心的な業者であれば、仕上がりに明らかな問題があれば、もちろん無償で再施工（やり直し）に応じてくれることが多いです。「満足保証」を掲げている業者さんなら、なおさらですね。

だからこそ、そうした「誠実な業者」を選ぶことが、結局一番の防衛策になるんです。

万が一、業者との話し合いで「対応してもらえない」「話がこじれてしまった」という場合は、くらしのマーケットの運営に相談しましょう。「お客様と店舗の間で問題が発生した際の対応」に関するヘルプページなどを確認し、サポートを求めてみてください。

ユアマイスターとの比較

くらしのマーケットとよく比較されるサービスに「ユアマイスター」があります。

どちらも「業者さん（職人さん）と私たち利用者をマッチングする」というプラットフォームの点は同じですが、個人的には「保証の手厚さ」に大きな違いがあるかなと感じています。

ユアマイスターの大きな特徴は、「汚れ残りに対する再施工保証」（ユアマイあんしん保証）が明確に用意されている点です。これは、仕上がりに満足できなかった場合、運営が費用を負担して再施工（または別業者が再施工）してくれるという、利用者にとってはかなり心強い制度です。

どっちが良いか迷う方のために、簡単な比較表を作ってみました。

比較項目	くらしのマーケット	ユアマイスター
保証（仕上がり）	損害賠償補償はあるが、 仕上がり保証は業者次第	「あんしん保証」があり、 汚れ残り等は運営が再施工を保証
登録業者数	非常に多い（数万店規模）	多い（数千店規模）
価格帯の傾向	業者数が多いため、価格競争が起きやすく 安い業者を見つけやすい	保証が手厚い分、 相場～やや高めの傾向かも
こんな人向け	安さ重視で、 「自分で良い業者を選ぶ自信がある」人	安心感・保証重視で、 「万が一の失敗を避けたい」人

どっちを選ぶ？

どちらが良い・悪いではなく、ご自身の優先順位で選ぶのが良いかなと思います。

• くらしのマーケット: 登録業者数が圧倒的に多く、価格競争も起きやすいため、安くて良い業者を「自分で見つける」のが得意な人向け。
• ユアマイスター: 手厚い再施工保証など、「万が一の安心」を最優先する人向け。

失敗しない業者の選び方

結局のところ、くらしのマーケットを安全に、そしてお得に使う最大のコツは、「信頼できる優良業者を、いかに自分自身で見極めるか」に尽きます。

ここでは、私が業者さんを選ぶ時に「最低限ここはチェックしている」というポイントを、具体的にまとめますね。

口コミの「数」と「質」

評価点（星の数）も大事ですが、それ以上に「口コミの総数」を重視します。最低でも数十件、できれば100件以上の高評価がある業者は、それだけ多くの実績と信頼を積み重ねてきた証拠です。

また、口コミの「質」も深く読み込みます。

• 具体的なエピソードがあるか: 「〇〇の汚れで悩んでいたが、こうなった」など、具体的な作業内容や、業者さんの人柄（例：「質問にも丁寧に答えてくれた」）が分かるような長文のレビューが多いと信頼できます。
• 低評価のレビューも見る: 星1や星2のレビューにこそ、その業者の弱点や、トラブル時の対応姿勢が表れます。また、その低評価に対して業者がどう返信しているかも、誠実さを見極める重要なポイントです。

料金設定の明確さ

「○○円～」という最低価格の表記だけでなく、作業内容ごとの明確な料金表が記載されているかを必ず確認します。

特に、追加料金が発生する可能性のあるケース（例：エアコンのお掃除機能の有無、駐車料金の実費負担、深夜早朝料金など）が、予約前にハッキリと明記されている業者は誠実です。ここが曖昧な業者は、後でトラブルになりやすいので避けた方が無難ですね。

顔写真とプロフィール

どんな人が作業に来るのか、顔が見えると安心感が違いますよね。店長さんやスタッフさんの笑顔の顔写真がしっかり掲載されていて、プロフィールの自己紹介文が丁寧な業者さんを選びたいです。

プロフィール欄には、その人の「仕事へのこだわり」や「経験年数」、「保有資格」（例：ハウスクリーニング技能士など）が書かれていることも多いので、しっかり読み込みましょう。

ビフォーアフターの写真

特にクリーニング系のサービス（エアコン、水回りなど）の場合、「実績写真（ビフォーアフター）」を掲載しているかは非常に重要です。どれくらいキレイになるのか、その業者の技術力の目安になります。

写真が全くない業者は、実績が少ないか、仕上がりに自信がないかのどちらかかもしれない…と、私は少し警戒してしまいます。

メッセージの返信速度と丁寧さ

これが、もしかすると一番大事かもしれません。予約前の問い合わせ（見積もり依頼や、作業内容の確認）に対して、返信が早く、言葉遣いが丁寧な業者さんは、実際の作業も丁寧である可能性が非常に高いです。

逆に、返信が何日もなかったり、文章が短すぎたり、質問に的確に答えてくれなかったりする業者は、ちょっと「危ない」サインかも。実際の作業でも、コミュニケーション不足でトラブルになる可能性があります。

予約確定前に聞くべきこと（例）

• 「当日の駐車スペースは必要ですか？（ない場合、駐車料金はかかりますか？）」
• 「（エアコンの場合）この機種（型番）はお掃除機能付きですか？追加料金はかかりますか？」
• 「（不用品回収の場合）写真のこれらを回収する場合、総額いくらになりますか？」

こうした具体的な質問を投げかけて、その返答で誠実さを見極めるのがおすすめです。

くらしのマーケットは本当に危ないか

さて、ここまで長くなりましたが結論です。「くらしのマーケットは本当に危ないか？」と聞かれたら、私は「仕組みを理解して正しく使えば、危なくない。むしろ非常に便利でコスパの良いサービス」だと答えます。

「くらしのマーケットが危ない」というよりは、「一部の質の低い業者に当たってしまうと危ない（＝トラブルになる可能性がある）」というのが、より正確な実態かなと思います。

そして、その「質の低い業者」を避ける方法は、ちゃんとあります。

安全に利用するための最大のコツ

それは、「価格の安さ」だけで飛びつかないことです。

もちろん安さは魅力ですが、相場より極端に安い場合は、それなりの理由（経験が浅い、作業が雑、後で追加料金を取るなど）があるかもしれません。

この記事で紹介したような「業者の見極め方」を実践し、口コミをしっかり読み込み、料金体系を確認し、メッセージで誠実さを確かめる。この「予約前のひと手間」をかけるだけで、トラブルに遭うリスクは格段に、本当に格段に減らせるはずです。

便利なサービスを賢く、安全に利用して、プロの力で快適なお家時間を手に入れてくださいね！