オキシクリーンとオキシクリーンEXの違いは？効果や用途で選ぶ方法を紹介

オキシクリーンは洗浄力の高さから多くの家庭で愛用されていますが、通常タイプのオキシクリーンとオキシクリーンEXの違いを知りたい。どっちがいいのか迷っている方も多いのではないでしょうか。

この記事ではオキシクリーンの種類ごとの特徴をはじめ、EXと通常版の比較、日本製とアメリカ製の違い、さらには使えないものについて解説します。

また、ワイドハイターとの使い分け方や、洗濯槽への使い方、どんな匂いがするのか、色落ちや黄ばみに対する効果、赤ちゃんの衣類にも使用できるのかといった疑問にも丁寧に答えていきます。

オキシクリーンEXの違いを徹底解説

オキシクリーンとオキシクリーンEXどっちがいい？

言ってしまえば、使用目的に応じてどちらが適しているかが異なります。オキシクリーンは酸素系漂白剤として広く知られており、一般的な汚れや臭いの除去に効果を発揮します。一方で、オキシクリーンEXは酵素や界面活性剤などの洗浄成分が追加されており、より頑固な汚れへの対応力が強化されています。

例えば、食べこぼしや皮脂汚れなどタンパク質系の汚れには、EXの方が効果的です。通常の洗濯に使用するなら標準タイプでも問題ありませんが、子どもの衣類や汗ジミがひどい衣服にはEXを使うと洗浄力の違いを実感できます。

ただし、洗浄成分が強いため肌が敏感な人や素材によっては刺激を感じる場合もあります。このような理由から、どちらが良いかは一概に決められず、使うシーンや汚れの種類に応じて選ぶことが大切です。

オキシクリーンの種類はどれがいい？

ここでは、複数あるオキシクリーンの中からどれを選べばよいか迷っている方向けに、特徴ごとの選び方を解説します。主な種類には「通常版（日本製）」「アメリカ製」「オキシクリーンEX」「オキシクリーンホワイトリバイブ」などがあります。

例えば、コスパ重視で多用途に使いたい場合はアメリカ製が向いています。一方、香料が控えめで日本の水質に合わせた処方を希望する方には日本製が人気です。EXは高い洗浄力を持つため、頑固な汚れが気になるときに適しています。

なお、ホワイトリバイブは白物衣類専用として開発されており、白さを際立たせたい場合に効果的です。種類によって得意分野が違うため、用途や目的に合わせて選ぶのが賢明です。

日本製とアメリカ製どちらが良い？

このように考えると、どちらが優れているかというよりは「使いやすさ」と「洗浄力」のバランスで選ぶことが重要です。日本製は無香料で界面活性剤が含まれておらず、肌に優しく日本の水にも馴染みやすい処方です。

一方で、アメリカ製は粉の溶けやすさや洗浄力の点で優れており、ガンコな汚れに強い傾向があります。ただし、香料が強めで泡立ちも多いため、敏感な方には合わない場合があります。

つまり、日常使いで扱いやすさを重視するなら日本製、強力な洗浄を求めるならアメリカ製といった選び方がポイントになります。

オキシクリーンEXが使えないもの

多くの素材に使えるオキシクリーンEXですが、全てに万能というわけではありません。使用を避けるべき素材も存在します。例えば、ウールやシルクなどの動物性繊維、革製品、金属パーツ付きの衣類などは、変色や劣化のリスクがあります。

また、繊細なプリントや装飾がある衣類では、成分によってデザインが損なわれることがあります。これには、高濃度での長時間浸け置きや高温での使用が影響するケースも含まれます。

使用前には、必ずパッケージに記載されている「使用不可素材」を確認し、見落とさないようにしましょう。安全に使うためには、目立たない部分で試してから使用するのがおすすめです。

オキシクリーンEXは赤ちゃんの服にも使える？

おそらく、赤ちゃんの衣類に使用するとなると「安全性」が最も気になるポイントでしょう。オキシクリーンEXは高い洗浄力を誇りますが、界面活性剤や酵素が配合されているため、赤ちゃんの肌に対しては注意が必要です。

ただし、しっかりとすすぎを行えば、通常の使用量であれば大きな問題はないとされています。とはいえ、肌が特に敏感な新生児期には使用を控え、日本製の無添加タイプやベビー専用洗剤の併用を検討するのも選択肢です。

安全に使うためには、使用量を守り、しっかりと二度すすぎを行うことが重要です。また、初めて使う場合は様子を見ながら使用することをおすすめします。

ワイドハイターとオキシクリーンどっちが良い？

ここでは、よく比較されるワイドハイターとオキシクリーンの違いについて見ていきます。ワイドハイターは液体タイプで扱いやすく、漂白力と消臭力のバランスが良い商品です。一方、オキシクリーンは粉末タイプが主流で、汚れを浮かせて分解する酸素系漂白剤です。

液体のワイドハイターは溶け残りの心配がなく、部分使いや色柄物にも安心して使えるのが特長です。対して、オキシクリーンは高温水と一緒に使用することで、頑固な汚れに対して強力な洗浄力を発揮します。

どちらが良いかは、使用する場面や目的に左右されます。日常的に手軽に使いたい場合はワイドハイター、しっかりと汚れを落としたい時やつけ置き洗いにはオキシクリーンが適しています。

オキシクリーンEXの使い方と注意点

オキシクリーンEXは洗濯槽にも使えるの？

実際、オキシクリーンEXは洗濯槽の掃除にも使うことができます。洗濯槽の内部には見えない汚れやカビが溜まりやすく、衛生面での問題が起こりがちです。特に洗濯物に黒いカスが付着し始めた場合は、洗濯槽の汚れが原因と考えられます。

使い方は、40〜60度程度のぬるま湯にオキシクリーンEXを溶かし、洗濯機の「槽洗浄モード」や「洗いモード」を活用するだけです。約1時間ほど浸け置きし、その後標準モードで空回しすれば汚れが落ちていきます。

ただし、ドラム式洗濯機の場合は水量や泡立ちに注意が必要です。適量を守ることでトラブルを防ぐことができます。

オキシクリーンEXは黄ばみに効果あるの？

黄ばみの原因は、皮脂や汗に含まれるタンパク質が酸化することで発生します。これを放置しておくと、時間が経つほど落ちにくくなってしまいます。オキシクリーンEXは酵素と酸素の力でこの黄ばみに働きかけ、繊維の奥から汚れを浮かせて分解します。

具体的には、40度前後のお湯に溶かして黄ばんだ衣類を30分〜2時間程度浸け置きする方法が効果的です。その後、通常通りに洗濯すれば、黄ばみがかなり軽減されるでしょう。

ただし、長時間の浸け置きや濃度が高すぎると生地を傷める可能性もあるため、注意が必要です。黄ばみ対策には定期的な使用が効果的とされています。

オキシクリーンEXは色落ちの心配はない？

オキシクリーンEXは色柄物にも使えるとされていますが、すべての素材に完全対応しているわけではありません。濃い色の衣類や繊細な染色が施されているものでは、色落ちのリスクがあります。

これを防ぐには、使用前に目立たない部分で試し洗いを行うのが賢明です。また、長時間の浸け置きや高温での使用は、色素の流出を助長する原因となるため注意しましょう。

基本的には、表示に「色柄物OK」とある衣類であれば問題なく使用できます。万が一色落ちが心配な場合は、短時間の使用や低濃度での使用が推奨されます。

オキシクリーンEXはどんな匂いがするの？

多くの人が気にするポイントの一つに、洗剤の匂いがあります。オキシクリーンEXは日本版でもわずかに香料が添加されており、使用時にはすっきりとした洗剤の香りが漂います。

ただし、香りの強さは控えめであり、乾いた後にはほとんど残りません。これは、香料が残り香として強く残るタイプではないためで、香りに敏感な人にも比較的使いやすい仕様となっています。

無香料ではないため、完全に香りがない商品を求めている人には向かない場合もありますが、香りが残りすぎることを避けたい方には適しています。

オキシクリーンの日本製は汚れが落ちない？

結論として、日本製オキシクリーンが「汚れが落ちない」と言われることがありますが、これは洗浄力の差というよりも使用方法や目的の違いに起因するケースが多いです。

日本製は無香料・無界面活性剤で、肌に優しい処方となっている分、強力な汚れに対する即効性は控えめです。そのため、頑固な汚れや油汚れには時間をかけた浸け置きや、より高濃度での使用が必要になることがあります。

一方、日常的な軽い汚れや臭いに対しては十分な効果を発揮します。目的に応じた使い方をすることで、日本製でも満足のいく洗浄力を得ることが可能です。

オキシクリーンとオキシクリーンEXの違いを総括

以下はこの記事のまとめです。